第8話 記憶障害……。
最近、冷え込みが激しくなってきた。
私は温暖な地方に住んでいるものの寒さには弱い。
北海道とかでは、暮らせないと思う。
温暖な地方の冬ですら、呼吸が苦しい。
年々、苦しさが増しているのは精神的な問題なのか
体力的なものなのか分からない。
今朝も寒かったが、仕事に行かなければならないので
朝早くに起きた。
今日の仕事は、それ程、忙しくは無かった。
が、別の問題が多々あった。
私の会社は、今の所、求人をかけているが人が来ない。
その影響から、人手不足が深刻だ。
人手不足と言う事は、働いている人に負担がいく。
その負担が大きいから皆、機嫌が悪い。
それを相手しなければならい、中途半端な立場の私……。
正直、精神状態がやられている現状で、その原因が人間。
普通に接してくれていても、ストレスなのに機嫌が悪い人
ばかりを相手にしていると更に精神状態が悪化してしまう。
人手不足で、その人に負担が行っているのは分かるが
私には、どうしようも無い。
流石に薬を飲んでいても弱い薬の為か、効果が薄くなって
きている。
最近、記憶障害も起こり始めている危険な状態だ。
おまけに、強迫性障害が再発しつつあり、危険な状態。
人手不足で大変な思いをしている人に、明日の深夜までの
仕事を任せる程、私のメンタルは強くないので、私が
深夜までの業務を引き受ける事にした。
大変な思いをしている人に、その業務をやれとは言えない。
ただ、朝から深夜まで働くのは私にとっては厳しい。
精神状態がやられていて、長時間の勤務は危険だ。
昼から深夜までの業務にしてもらう事が出来て助かった。
私が朝から働く場合は、中抜きと言うものをされる
状態だった。
中抜きとは、仕事が一段落ついたあと、会社を出て
次の仕事の為に、深夜に出てくると言うものだ。
勿論、会社を出て深夜に会社に出るまでの間の給料は
発生しない。
残業代をおさえる会社のシステムだ。
健常者なら、別になんとも思わない事かもしれない……。
事実、上司はそれをしている。
だが、精神状態をやられている私にとっては、1秒でも
命を削って会社で働いているのだから、中抜きなど
されたくないのだ。
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