第4話 薬への依存……。

今日の仕事は、いつもより朝が早い出勤だった。

精神状態がやられている状態で、朝が早いと言うのは

身体にこたえる。

同じ部署の人間は、健常者であるから私の苦しみなど

分からないだろう。

病院の診断書を見ていても、健常者が精神を病んでいる

人間の心など分かるわけもない。

分からないから、健常者と同じように扱う。

それが、逆に精神を病んでいる人を追い込んでいると言う

悪循環に気づかない。


無事に仕事に行けたのも薬の力だと思う。

朝早い出勤で帰宅して、今は夜だけどこうやって執筆

できているのも薬の力だと思う。


薬を飲まないで頑張っていたけど、薬を再開する決断をした。

分かってはいたけど?

予想は出来ていたけど、もう薬に依存してしまっている自分が居る。


人間と関わる為に薬を飲まなければならない。

残酷な現実。

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