第3話 薬の効果……。

今日は、お休みだった。

薬の効果だろうか?

吐き気は、そんなに酷くは無かった。

普通に目が覚めて、布団から出る事が出来た。

薬を飲んでいなかった期間のお休みの日は、布団から

出る時間が次第に昼前に近づいていたが……。

あれは、精神が徐々に病んでいっていた証拠だろうか?

憂鬱感も酷かった気がするが、薬を再開して憂鬱感も

少し軽減された気がする。

せっかくのお休みなので、友人を誘って出かけようとも

思ったが、まだそこまでの精神的な力が無く断念した。

結局、せっかくのお休みも一人で自由に過ごしていた。

一人で過ごせる時間は、人間に対して恐怖を持つ私に

とっては、重要だ。

勿論、家から一歩、外に出れば人間は視界に入ってくる。

ある程度の距離が保てて、関わる事さえなければ、私は

安心できる。


こんな私と、友人になってくれた人達は、ある意味……。

神的存在なのかもしれない。

例えてあげるなら、高校生時代。

私は、ずっと一人で居たが、近づいてきた人が居た。

それが、大人になった今でも付き合いのある友人。


中学生くらいからか……?

私に興味の無い人間は、私に関わってくるなと人間を

拒絶するようになった。

特に何があった訳でも無く、人間が苦手になった。

まぁ、皆と同じ世界に溶け込めなかっただけかもしれない。


今でも、普通の人が見ている世界と私が見ている世界は

違うのではないか?

そう思っている。


正直、私は誰からも心を傷つけられたくないから

人間を拒絶しているのかもしれない。

友人が悪気無く言った一言でも、私は傷ついてしまうから……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る