第5話 生徒会役員との遭遇

俺は学級委員選抜戦を制し、学級委員となった。今日も授業が始まる。

「おーい。学級委員ー。」

住吉先生に呼ばれたのでいく。

「お前ら教材室から今日のプリント

取ってこい。」

「わかりました。」

1組の学級委員は男子は俺。

女子は、

神無月 里佳子(かんなづき りかこ)さんだ。彼女は、女子の部で王様だったのにもかかわらずしっぽを取られず時間切れにさせた。どんな戦いだったかは、

男子の俺にはわからなかった。

「六神くん。いきましょ。」

「集でいいよ。」

「じゃあ集くん。よろしくね。」

一緒に教材室へ取りに行く。

俺はまだ彼女のことを何も知らない。

能力は何なのか。どうやって勝ったのか。スリーsai......どれだけの強さなのか。

「着いたわよ。」

「あっ!うん。」

「ん?どうしたの?考え事でもして

た?」

「いや別に大丈夫。」

中へ入ろうとすると、人影と遭遇する。

このままじゃ、ぶつかる。

「どん!」←効果音へんじゃね?

案の定、肩が当たった。

「すみません。ん?あなたは

もしかして」

「今度からは気をつけろよ。」

声をかけようとしたが行ってしまった。

あの人は、生徒会役員の

加藤純太朗(かとう じゅんたろう)

2年生で俺の先輩にあたる人物だ。

1年の頃、学級委員選抜戦で

1人で他の生徒を全滅させ、

生徒会にスカウトされたのだそうだ。

能力は、誰にもわからないらしい。

でも、能力を使い、目の前から消え、

戦った相手はいつの間にか負けている

という噂がある。

生徒会は、こういう人たちの集まりだ。

「大丈夫だった?」

「あぁ。大丈夫。」

無事にプリントを届け、授業が始まる。

そして、昼休みになった。

いのりと学食へ向かう。

その途中、メモリーカードが落ちていた。その裏を見て、俺はおどろいた。

筋力科学の研究の記録と書いてある。

名前は六神康平(むがみ やすたか)

俺の父の名前だ。

「そのメモリーカードは。」

後ろから声がする。

「返してくれないか、俺のなんだ。」

さっきの先輩だ。

「これは何なんですか!」

俺が強くたずねる。

「それは言えないな。 返してくれない

か。」

「この名前は何なんですか。」

「話のわからない奴だ。

じゃあ勝負して、決めるか。

俺が勝ったらそれを返す。お前が勝っ

たら、なんでも答えてやろう。」

「何で勝負するんですか?」

「剣道はどうだ?」

「わかりました。

じゃあ裏庭でやりましょう。」

話がつき、裏庭へ行こうとする。

いのりが心配そうに話してきた。

「大丈夫なの?相手は生徒会だよ。」

「やるしかないんだ。俺のために。」







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