陸上部員を探せ!!#9
〈前書き〉
皆さん、おとつちわ!毎度お馴染み素人小説投稿者の音槌政旨です!本日も毎日投稿頑張っていきますよ☆
というわけで本編ごゆっくりお楽しみください!
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「すみませ〜ん。新黒田さんいます……か?」
「健人は3年のところに行ってるよ」
僕はそう答える。確か彼の名前は丹波君だったはずだ。
「えっと、あなたも陸上部の一員ですよね?」
「ああ、うん。陸上部の話かい?というか同学年なんだからタメ口でいいじゃん」
そう言ってから気がついた。丹波直哉という名前を小学生のときに聞いたことがない、ということに。どうやら丹波君も健人のような転入生のようだ。
「あ、はい──じゃなくてうん。陸上部入ろうかなって思ったんだけど……いい?」
「勧誘しといてダメなんて言うはずないよ」
「ありがとうございます!!」
「あ、今日の放課後ここに来てくれると助かるな」
僕は健人から頼まれていた言葉を言う。
「了解!」
丹波君──いや、直哉は敬礼をして教室を出て行った。
健人は今陸上部の副顧問を探しに行っていて、由香と大輝は、これまでに入ることが決まった人たちに、今日の放課後1ー3に集まるよう伝えている。そして僕──山石雄治は「絶対丹波君と上条さんが来るから待機しといて」と言われて、ここにいる。ということはそろそろ──
ガラガラガラ。
「由香っちいる〜?」
上条さんだ。
「ああ、ごめんよ今、僕しかいないんだ。僕でよければ」
「あっ、えっと、山石さん!」
「なんとか親を説得して陸上部に入れることになったんです!!」
「おお〜」
とにかくテンションの高い人だ。
「というわけでよろしくお願いします!」
上条さんは大きく頭を下げて教室を出ようとするので慌てて呼び止める。
「あ、待って上条さん!!放課後またここに来てくれない?」
「分かりましたー。では!」
上条さんは元気よく教室を出て行った。
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〈後書き〉
というわけでいかがだったでしょうか。ようやく陸上部創部パートが終わりそうでホッとしております。
明日の投稿はハーメルンの「日本全国制覇し隊!」です。よろしくお願いします!では!
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