第2話 御恩と奉公
『君の人生私が預かった』
彼女はそう言うとルーペ的な物を取り出し、僕の目に当ててきた
『君くんにはこの世界がどう見える?』
『どうって...冒険者達が力を合わせてモンスターを討伐してくれてるから平和だと思います』
すると僕の目に当ててるルーペを手で囲った
『私にはこう見えるよ。真っ暗の世界に』
というかいつのまにかベットで仰向けの僕の上にまたがる彼女は美しかった。
たぶん表情に出てしまってるのだと思う
『君くんは私達の敵はモンスターという概念にとらわれてしまってる』
『え??』
『簡単な話さ。言わなくてもわかるだろう?』
『ひ、人が敵だと言うんですか..?』
『その通り!やる時はやる男だな君くんは!
最近冒険者達が次々とモンスターに殺される事件が多発しているだろう?』
『はい。掲示板でも見かけました..』
『その黒幕もモンスターではなく...』
『人だと言うんですか』
『そう。私はさっきも言ったが神様だ』
『神様って...まさか神の円卓の?』
『そうさ、この世界に安全を守ってると言っても過言ではない。7人の神の1人がこの私』
『ラミア・ミッフェルなのさ』
『ラミア!血を操る最恐の魔術師...』
『君くんは物知りだね!この世界で神々がギルドを設立したのは知っているだろう?』
『知っています』
『それが私はギルドに興味が無くてねー、、
大人数が嫌いだから』
『それがどうしたんですか?』
『け・ど・さ!君くんと2人のギルドならそれはそれでありかなって思うよね〜』
『絶対嫌です!』
『チッチッチッ!君くんは今の状況がわかっているかな?』
『神々と冒険者達がメアの攻略とフィールドモンスターの討伐をしていて...けど人もまた敵となっていて....僕もバグでレベル100と表示されて...』
『違うよ〜君くん。』
その言葉と共に凄まじい殺気を感じた
『最恐の魔術師?とやらが目の前にいて、その魔術師のお願いを断ろうとしてるね??』
『は、はい!す、すみません!』
『私のお願い聞いてくれるよねっ!!?』
『もちろんでございます!』
殺気が解除された
『よーし!楽しくなってきたねー君くん!』
『はぁー、、怖かった...。でもそれのどこが僕を助けるに繋がるんですか??』
『そ・れ・は・ね!』
こうして洗濯物は今も1人で戦っていた
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