墓守女子の体内食堂。

第90話 いざ、築地市場へ。

　私はパン屋で話を終えた後、これから図書館で柚弦を読んでこれから押上駅まで歩きながらスカイツリーを眺めていた。

　意外と曳舟からスカイツリーを見るとその巨大さに私は驚愕する。

　こうして見るとスカイツリーがこの町を変えた象徴とも言え、実は押上の地位を上げたのも無理はないと感じた。

　といってもここを上るのでなく、沿線をめぐる際にはここが非常に役立つことが明白なだけですが。

「でも、東京スカイツリーは近くから見ると非常に大きく見えるんだね。」

「あぁ、そうだな。あれで東武沿線の印象はぐっと良くなったのは言うまでもない。」

　意外と直紀さんもこのスカイツリーに関しては意外と高評価するのはわからなくもない。

　ただ、スカイツリーラインは流石にダサいのは私もわからくはないとそれは薄々、感じていた。

「そうだね。直紀さん。メディアの印象もあるけど、東武伊勢崎線沿線からなら東京都心の思考が非常に強いからそれだけで十分にはっきりできるのは当たり前だね。」

「そうだね。確かにメディアの印象もあるが、東武伊勢崎線沿線は東京都心へのアクセスが非常に良いのが強みだと思う。」

「そうだね…。直紀さん。」

　私が東武伊勢崎線沿線の強みはやはり東京都心へのアクセスの強さが非常に大きい状況だと思うと非常に納得した。

　だから私はスカイツリーだけでなく直通の力が意外と大きな力を生み出すのは何気にわかる気がした。

　そして東武亀戸線の踏切を超えて数十分後にようやく東京スカイツリーまで到着した。

　そしてスカイツリーがこんなに間近に見られるのは凄くわかるが、沿線もこれで良くなったのは何気にわかってきた気がした。

　だから私はこれから直紀さんにそれを話そうと思っていた。

「意外と東京スカイツリーを見ると案外沿線の印象が良くなったといえるのはわからなくもないね。」

「あぁ。この施設から降りれば意外と押上駅はものすごく近くにあるからな。」

「うん。そうだね。直紀さん。」

「あぁ。」

　私は直紀さんがここまで裏を知っているような眼をしていると思うと私も確実に真剣にならねばいけないなと感じた。

　だから彼に私の体内で料理が上手くなってくれればそれでよいなと感じた。

　そう思うと私は直紀さんを見て非常に惚れてしまうのは当然なのだと思うと私も彼に恋心を抱いている可能性があると私は感じている。

　でも、本当に私は直紀さんと体内食堂をやっているとそれだけで料理が上手くなるし、凄く嬉しい顔になってくる。

　だから、私は歩奈（ふな）さんや茉莉（まつり）さんにも協力して築地市場まで行く事にした。

　そして押上駅から都営浅草線に乗車して大門（だいもん）駅から大江戸線で築地に向かう事にした。

　更に、都営浅草線と京成押上線押上駅を見ると様々な車両が来ている事に気づく。

　京急車や都営車、京成車など車両の種類は多種多様。

　しかし、京急は車端部を見るとクロスシートがあるし、都営車も空港客を安心させる為、同じようにしてあった。

　そして北総車である9100型や京成3050形、3150形などは空港客を意識した配慮がなされている事に驚く。

　そしてここには外国の観光客も多い事からいかにこの路線が空港利用の為に利用する人が非常に多い事に気いたので私ももっと鉄道に対して配慮が必要なのだと感じた。

「じゃぁ、直紀さん。これから大門（だいもん）駅で大江戸線に乗り換えようね。」

「あぁ、大門（だいもん）駅からダイエット線に乗り換えればよいんだな。」

「直紀さん。いくら何でもこれはまずいんじゃない。」

「別にダイエット線といわれるのは別にダジャレでもなく、大江戸線の乗り換え構造をしればわかるよ。」

「了解です。」

　私は大江戸線が何故、ダイエット線といわれるのかよくわからなかったが、その話を聞くとなんか深そうな状況に少し体が鳥肌が立つと思った。

「ほう。直紀さん。あんたは大江戸線がかなりきつい状況なのを知っている言葉だが、実際に歩いて疲れる等、いうなよ。」

「勿論です。茉莉（まつり）さん。」

　茉莉さんがこんなに直紀さんを屈服させた状況に私もこの動きは凄く凄いなと感じた。

　でも、彼女は本当に直紀さんを黙らせる行動をできるとは逆に私はうらやましいと思ってしまうよ。

　でも、それはそれであり、私がやらねばいけないことはもっと考えないといけないと感じるとそれだけで私は凄く使命感を感じた。

　そしてそれから私達は京成3050形のエアポート快特に乗車し、そこから東日本橋駅、新橋駅などを経由し、そこから大江戸線に乗り換えて築地市場まで向かおうとしていた。

「うっ。本当に浅草線から大江戸線まで歩くのが非常に疲れてくるような長い階段だ。」

「そうだね。こんなに長い階段を使われる状況に私も凄く疲れるし、かなり疲労困憊になる可能性があると思うよ。」

「そうか。あんた達は本当にこの階段が怖いと思うのか?」

「どうしたの?歩奈（ふな）さん。」

　私はこの大門（だいもん）駅の浅草線から大江戸線の乗り換えがこんなにきつい状況にあまりに驚く以外に他ならなかったが、それを平気で乗り切れる状況に私は却って驚いた。

　でも、歩奈（ふな）さんは築地まで電車で時々言っているから階段の構造を知っていれば意外と彼女は楽に動けるのだと思うと彼女はそこまで疲労にならなかったのは当然だと感じた。

　だから私はそう思いながら大江戸線のホームまで歩き、そこから左周りの列車に乗車して、そこからようやく築地市場まで到着した。

「ここが築地市場なんだ。」

「ああ、ここが築地市場だ。」

　私は確かに少し壊れそうな状況だったこの市場が住民の反対などの影響で少し吹き返したことは大きな役割を示しているのだと感じるとそれだけで非常に良いと感じた。