第73話 沼津港深海水族館。

 私は歩奈さんと共に沼津港で様々な魚介類のかいものを行い、イルカの肉まであとで食べようと思っていた。

 故に沼津港の買い物をしていると非常に嬉しくなるとさえ、感じた。

 それから沼津港で買い物をひと段落した後、これから沼津港深海水族館に入りこれから本格的に水族館見学を始めようとしていた。

 なぜなら、この水族館には深海生物の内容が展示されており、それを見て私は非常に嬉しくなる状況に歓喜しているからだ。

 そうすれば新しい生き物探しや新たな魚を見つける事が出来るから尚更だと私は理解した。

 もちろん、直紀さんもそれを解っていると思っていた。


「ねぇ。直紀さん。深海水族館は非常に気になるね。」


「あぁ、そうだな。俺はこの水族館の中はまるで絵理奈ちゃんのお腹の中だと思っているよ。」


 うぅ~。

 それを言われると非常に恥ずかしくて何を言いたのかわからないよ~。

 だから私は…、


「あの~。それは非常に恥ずかしいから外で言うのはやめてくださいね~。」


 っと、いいながらも私は内心では非常に嬉しかった。

 だって私のお腹の中が墓や店を作られると私は大事にされていると思うから。


「ごめんごめん。でも絵理奈ちゃんのおなかの中でそういわれるのは非常に嬉しくなるのは当然だよね。」


「う~ん。それはさすがに違うかな。でも、私のお腹の中でお墓や水族館ができるのはまるで私の体内で新しい世界ができる意味と同じだからそれはそれで神秘的だと思うね。」


「だろ。」


 私は直紀さんと話していて凄く面白い話になっている状況に凄く嬉しくなった。


「でも、それは絵理奈ちゃんだけでなく彩海のお腹の中も市場に神秘的で凄く良い感じだけどね。」


「歩奈さん。それを聞くと凄く恥ずかしいから。」


 私はそういわれる非常に恥ずかしい思いを感じながらもこれで本当に嬉しくなるならそれはそれで嬉しいと感じた。

 こんなに恥ずかしいのにそれを補うほどの神秘さは、普通はあり得ない。

 それは体内食堂を知っている直紀さんや歩奈ふなさんだからこそ理解し合える言葉だと私は感じた。


「うん。まるで私の口が入口みたいに見えて出口は…、」


「おっと。絵理奈ちゃん。そこは下ネタだからあえて自粛しようね。」


「うん。」


 私は人間の神秘だからこそそれに惹かれる内容が多く、私は非常に嬉しくなる状況に泣きたくなるのはまさにそれがあるからだと感じた。

 そして深海水族館に入った私はこれからどんな魚がいるのか確認しながら中身を確認しようと思った。


「へぇ~入ったらすぐにアカムツがいるんだ。」


「だろ。アカムツは味が良くて高級魚といわれるんだ。それを似て調理して食べると更においしいんだよ。」


「成程。」


「勿論、私はそれをあら汁として接待用の料理として提供している。だが、深海魚は日持ちしないから非常に困ったものなんだな。」


「うん。それは確かに言えるけどね。」


 私はそうやって言われると非常に嬉しい状況になり、確かに深海魚は神秘を秘めた新しい生き物なのだと改めて感じた。

 そういう生き物だから逆に面白いかもしれないと…。


「で、絵理奈ちゃん。隣で泳いでいるのはアブラボウズ。別名、『おしつけ』といんだ。」


「へぇ~。『おしつけ』というのはアブラボウズの別称であり、これも高級魚だよね。」


「そうだ。だから煮つけにして食べるとおいしんだよ。」


「ありがとう。そういう物もあるとは知らなかったよ。」


「そうだね。そういう生き物がいるから凄く楽しくなるんだ。」


 私はアブラボウズやアカムツを楽しみながらこれから別の魚を見る事にした。


「で、あれはかれい?」


「あれはシビレエイといわれて電気を出すエイだよ。」


「つまり、電気を出すから非常に触ると感電して死に至る殺人魚かな。」


「まぁ、大きく言えばそんなものだが、それは自然界の法則だし、深海魚はそういう生き物じゃないと生き残れないからな。」


「確かに。」


 私は深海魚はそういう生き物じゃないと生き残れない理由は何気に解って来た気がする。

 だからこういう魚こそ非常に面白い生き方をしている魚だと思うと非常に嬉しくなり、これが本当の意味で楽しい魚なんだと思うと非常に嬉しくなった。

 だから私はそういう魚には絶対に感謝しながら体内で過ごされるのはさすがに勘弁してほしいと感じた。


「そしてこれは鯛みたいなものだが何?」


「あれはエビス鯛という生き物で漁獲量は多くないが凄くおいしい魚だ。」


「へぇ~。深海魚は意外とおいしい魚が沢山あるんだね。」


「そう。深海魚だからこそ、共存が大事なんだ。」


「ありがとう。歩奈さん。」


「いえ。絵理奈ちゃんがこうして魚に対する知識を持ってくれれば非常に嬉しいから言っただけだよ。」


 歩奈ふなさんは意外と面白い人で女性でありながら寿司職人になれた理由が何気にわかって来た気がした。

 だからこういう料理を普通に作れる人になるし、それが当たり前だと思うと非常に嬉しくなった。


 そういう考えだからこそ彼女は凄く強くなって新しい考えが生まれるのだと感じた。


 それを実行してくれる彼女を思うと非常に経緯を持ちたくなる理由も非常に判る。

 だから私は本当に彼女の魚知識を思いながら他の魚を見ながら深海水族館を楽しんだ。

 そして楽しんだ後は歩いて、沼津駅まで戻っていき、これから駅周辺を巡る事にした。

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