第35話 少女はドイツパンを作る。ボルシチとの実食編

 そして焼成が完成した際、私と柚弦ゆずるはようやくドイツパンとご対面し、これにてようやく完成したと思えた。


「これが、ドイツパンなんだね。絵里奈えりな姉ちゃん。」


「うん、これがドイツパン。この大きなパンなんだね。」


「うん、1個だけのパンだからフランス版より数が少なくなるから気をつけてね。」


 私は柚弦ゆずるにパンの件を中止ながら私はこれからドイツをパンを気ってボルシチの調理を始めた。


「姉ちゃん。ボルシチと相性良いの?」


「うん、全粒粉とボルシチなら良い組み合わせとして良いかもしれないね。」


「うん、柚弦ゆずるはドイツパンを気って下さないな。」


「うん、ありがとう。」


 私は柚弦にドイツパンを切るのを頼みながら、ボルシチの調理を始めた。


 まずは、玉葱たまねぎやジャガイモを切った後、ビーツの皮を向きながらざく切りし水でビーツの汁を抜きながらビーツ、ジャガイモ、人参、玉葱たまねぎなどを淹れて炒めた。


…うん、これでビーツが炒め上がったから後は、牛肉を淹れて調理した方が良いな。


 私は牛肉を鍋に入れて投入したら水を入れ、悪トリシートを載せて10分間煮る事にした。


そして…、


「出来た。」


 ようやく赤くできた自家製のボルシチは直紀さんが作ったボルシチの様で凄く嬉しいと思い、これからドイツパンと会わせて実食する事にした。


「出来たよ。柚弦ゆずる。」


絵里奈えりな姉ちゃん。ドイツパンを少し味見したけど、香ばしくて美味しい味がするね。」


「うん。ドイツパンとボルシチは非常に相性が良いからそれだけでも良いなと私は思うけどな。」


「僕はこのドイツパンは凄く美味しかった。フランスパンと違いそのままでも美味しく食べられるのが何よりも良く、そこから味がにじみ出てきて凄く美味しい。そして赤ワインが入っているのも味を出しているんだよな。」


「うん、赤ワインを少し入れる事でドイツパンの生地の色を濃くして、味を出させ、記事を炒めるのを防止するからだよ。」


「へぇ~。そこまで考えているんだな。絵里奈えりな姉ちゃん。」


「うん。だからこそ、ボルシチと一緒に食べようね。」


「早く食べよう。姉ちゃん。」


 私は柚弦と共にボルシチを食べてドイツパンとボルシチの組み合わせは意外と合って美味しかった。


 何故なら、赤い汁でお馴染みのボルシチと赤ワインを入れたドイツパンは凄く相性が良く、これを食べたら絶対に美味だなと感じたからだ。

 そして、ボルシチを口に頬張って…、


「凄い。東欧の味が凄く伝わってくる。ドイツパンとボルシチが赤い温かみを演出している。」


「うん、そうだね。姉ちゃん。ボルシチとドイツパンは相性が良いだけでなく赤ワインを入れた事で尚更、食事を向上できる良さが実感できるね。」


 私はドイツパンとボルシチの組み合わせが何よりも良いと思いながらもこの味は東欧ならでは味だと実感した。

 だから、ドイツパンをアレンジしてロシア料理を作ったらこれはこれで東欧の味が再誕し、統一の味になると思いながら、これからもロシア料理を工夫しながら、創作ロシア料理を作る事で新しい味を生み出せると感じた。


 だからこそ、やらなきゃな…。


 と思いながら、ロシア料理について勉強しようと思った。

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