墓守女子の体内食堂。

第34話 少女はドイツパンを作る。調理編

　私は今日、ドイツパンの調理を行なっていた。

　理由は典紀さんが私の体内で作ったボルシチを消費する為にドイツパンにボルシチを付けて食べる料理を進めた為だ。

「絵里奈（えりな）姉ちゃん。ドイツパンに必要なのは全粒粉と小麦粉、そして赤ワイン、水、ドライイースト、砂糖、オリーブ油をホームベーカリーで入れれば良いんだよね。」

「うん、そうだよ。なぜか、私の体内でボルシチが多く保存されているからこれが出来れば私の体内で同じ料理を提供できると思うんだよな。」

「姉ちゃんは柔らかくて綺麗なお腹をしていて好き。」

「えっ。私のお腹をゆっくり触って何をしているの。」

「絵里奈（えりな）姉ちゃん。アンタのお腹の中は新しい生命が始りを作り、古い生命を終わらせる不思議な身体をしているから僕は凄く好きだよ。」

「もぉ～。柚弦（ゆずる）ったら私の事が本当に好きなんだな。」

「うん、僕は姉ちゃんが凄く好きだし、お腹に増えると命の変わりが出ていて凄く好きだよ。」

「へぇ～。そうなんだ～。柚弦（ゆずる）。でも、私を性の対象として見ていないよね。」

「うん、僕は姉ちゃんがいるから色々と助かった。姉ちゃんのお腹をゆっくりと撫でて、体内で調理作業をしていると安心して、過ごせて好きだよ。だから、僕は性などで姉ちゃんが傷つくのは嫌なんだよ。」

「柚弦（ゆずる）。何か、私の事が凄く好きで助かった。さぁ、まずは赤ワインや水を入れようね。」

「うん。」

　といいながらまずは、赤ワインと水を入れた。

「姉ちゃん。今度は全粒粉と小麦粉を淹れれば良いんだよね。」

「そうだよ。」

　そしてそれから小麦粉と全粒粉を淹れた。

「次に砂糖とオリーブ油を淹れるんだよ。柚弦（ゆずる）。」

「うん、そして最後にドライイーストを淹れれば良いんだろ。」

「そうだね。」

　とか、言いながら材料を全てホームベーカリーにいれ、これから調理が始まった。

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　それから2時間後…、

　ホームベーカリーで捏ね終わった影響で記事を取り出して、成型した。

　そして、オーブンで発酵させて、それから少し寝かせて、これからクープする準備を整えた。

「絵里奈（えりな）姉ちゃん。今度はクープすれば良いんだね。」

「うん。」

「じゃぁ。姉ちゃんの頭をクープするね。」

「それやったら殺人犯になるから止めてね。」

「冗談だよ。姉ちゃん。」

　そして、ドイツパンの生地をクープしたらいよいよ、オーブンで完全に焼成を始めた。

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「姉ちゃんって、いろいろな料理をするけど、その料理の多くなお腹の中でお供え物したり、栄養にする事が多いの?」

「柚弦。私の身体に興味を持つのは良いけど、性的な考えは持たないでね。」

「うん、姉ちゃんの身体は好きだけど、やりたくないな。」

「どうして…。」

「僕は、姉ちゃんが墓守女子になった影響から身体でやり取りしても性●為は嫌なんだ。」

「それって、傷つくのが嫌だって事…。」

「そうだね。だから僕は経●者しかやっていないんだ。」

　私はその話を聞いて柚弦（ゆずる）は、女性が好きな故に傷つくのを躊躇う様子を垣間見得てきた、少し気になった。