第24話 少女はラーメンを作る。
今日は親や柚弦が帰ってこないのを解っているので小田急OXで勝ったラーメンの乾麺でボルシチラーメンを作ろうと思った。
…今日の、ボルシチの作り方としてまずはビーツの皮をむいて、それから水であく抜きをして糖分を落とすんだよね。
私はボルシチラーメンを作ろうと思いながらこれからビーツの皮を見て十分に灰汁を抜いた後、人参や為葱も同じように調理して玉葱、人参、牛肉を炒めた。
…人参や玉葱、牛肉を炒めた後、水を1000cc入れてビーツを入れれば良いんだね。
そう思いながら、人参と玉葱も入れて炒め続けた後、牛肉もいれた。
それから水を1000cc入れてビーツを投入した後、赤ワインを大匙2杯鍋に投入し、故障とみじん切りにした大蒜を少々入れた。
「おかえり。って姉ちゃん。今日はボルシチを作ろうとしているの?」
「えっ、柚弦。何で、早く買って来たの。」
「部活はちゃんとやっているよ。けど、思っている以上に早く終わったから早く帰ってきたんだ。」
「そうなんだ~。」
「だから、姉ちゃんのボルシチが出来たら食べるから楽しみにしているよ。」
「うん、ありがとう。」
私は柚弦に感謝した言葉を言いながらこれから私はボルシチラーメン作り続けた。
「よし、ボルシチを茹で続ける間に中華乾麺を用意して、これを2人分、特製のトレーに入れて水で元に戻す。」
「姉ちゃん。どうして
「今日は、
「姉ちゃんってお腹の中にいる直紀さんの影響に左右されて、創作ロシア料理を作りたいんでしょ。」
「うっ。恥ずかしいから言わないでよ。柚弦。」
私は一瞬、顔を赤くしながらこれから中華乾麺2束を投入して、面を15分間入れて元に戻した。
それからボルシチが完成した後、麺が15分経つ、少し前に水を半分くらい入れて弱火で沸騰させた。
「姉ちゃん。何で面を弱火で沸騰させる必要があるの。」
「それはね。冷たい水とあったかいお湯が合わさる事で麺のおいしさを出す事が出来るからだよ。」
「へぇ~。でも、姉ちゃんのお腹の中ってお墓とレストランがあるから、意外と丈夫じゃないの?」
「柚弦。恥ずかしいからそんな事を言わないで…。」
「でも、姉ちゃんのお腹を撫でて50円渡すとご利益あるのは皆知っているよ。それで姉ちゃんは俺が更けても若い姿でずっといられるのは羨ましいな。」
「柚弦。これ以上、変な事を言わないで。」
とまぁ~、半分本気で半分冗談の中で私と柚弦の絡み合いは意外と良い関係だなと思いながら、これから私は麺の吹かす時間を忘れて、柚弦とふざけあいっこした。
すると…
ピピピッ、ピピピッ、ピピっ。
「姉ちゃん。タイマー鳴ったから俺が止めて早く水切りなよ。」
「は~い。分かりました。」
私は姉なのに変に柚弦に変な扱いされて何か嫌な気分になったと感じた。
走行しながら、水を切った後、フライパンに水をつぎ足しして、これから面を本格的に茹でる準備をした。
「よし、お湯が十分に沸騰したからこれから水をつぎ足して、麺を入れるよ。」
水をつぎ足した理由は暖かい面と冷たい面を上手く配合させる事で独特の感触を得られるためだと私は知っている。
だからこそ、お湯と水を上手く食い合わせてこれから麺を投入した。
「おぉ~。これが凄く美味しい麺なんだ~。」
「柚弦。後は十分茹でて、丁度良い硬さになったら水で冷やして最後はつけ麺にするの。」
「姉ちゃん。これなら新しいロシア料理として良いね。」
「うん。」
私は柚弦に面を味見させ、柚弦がこれで良いと語ったので後は水で麺を冷ましてつけ麺風にして、ボルシチの火も止めた。
***********
「よし、柚弦。これでボルシチ風つけ麺が完成したぞ。」
「姉ちゃん。ジャガイモやキャベツを入れなかったのはラーメンだからでしょ。」
「そうだよ。でも、それを気にせずに食べてね。」
「うん。」
私と柚弦はこれでボルシチラーメンがどんな味なのかご試食した。
「凄い。露中が組み合わせた凄く良い味の交差点となっている。噛めば噛むほど、ボルシチとラーメンが絡み合って凄く美味しい。」
「これがボルシチラーメンなのか。しかし、ジャガイモをあえて入れない事で麺の味を損なわずに済むのが良いね。」
私達はこんなボルシチラーメンが上手いとは思っていなかった。
しかし、この味が意外と絡み合う事は意外とボルシチとラーメンの相性が良いものだとつくづく感じた。
故に後日。直紀さんにそれを教えると良いと思ってしまった。
あぁ~。ボルシチラーメンなら新しいロシア料理の価値として良いかもしれないな~。
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