第21話 水茄子でロシア料理を作る。前編。
私はお
すると直紀さんが…、
「おや、その
「直紀さん。今日もここに来ていたの?」
彼は私の体内で営業するロシア料理店『ノヴァ―ヤ』の店長。
「だって、この
「そうなんだ。典紀さん。」
凄い、
だからこんな人がいるから私は嬉しかったと思った。
「なら、まずは
そうだった。
もう、設定を話捨ていると思われがちだが私達、墓守女子は体内にいる死者を供養する役割を持つ、故に消化器官としての腸と死んだ人間を供養させる腸の2つがあり、私の顔を隠してお供え物とお焼香で供養するのが使命だった。
そしてその時はお腹やお臍を出しながらも頭は仏様に不謹慎だから隠す事も式典の一つとされている。
当然、私のお腹の前にお焼香や供物を備える為、私は動く事が出来ない。
そして墓守女子になった私達は死、老い、閉経を失うので40過ぎても女子高生の姿でいる事になる。
故に先に、お供物を備えた後、私はこれからお焼香と水茄子でお供えして私のお腹の中にいる死者を埋葬するのが私の役割だった。
でも、これは私の生前葬みたいな感じで実は恥ずかしい。
************
それから私のお腹の中にいる死体の供養が終わった後、これから本格的に
「今日、作り料理は、水茄子のビーフストロガノフとサーモンのマリネだ。」
あぁ、良いぞ。
これから俺は
「ありがとう。典紀さん。」
私はこれから
「まずは
「了解。」
私は典紀さんの言う通り、まず
「
「よし、これで次はスモークサーモンと一緒に、フレンチドレッシングで混ぜるんだ。」
「了解。確かにこれえ和えれば美味しそうに感じるな。」
「当然だ。フレンチドレッシングは基本的に野菜と白身魚には非常に相性が良く、あっさりした味を演出できるからな。」
「そうなんだ。」
とか言いながら混ぜたらあっという間にフレンチドレッシングがサーモンと
「よし、次はビーフストロガノフの調理だ。」
炒める
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