第20話 少女は水茄子寿司をご賞味する。
今日の私はお聖人さんと共に彼のお寺で栽培されている水茄子を取りに行った。
「お聖人さん。水茄子って大阪の泉州地区の名産品だよね。」
「そうだよ。絵里奈ちゃん。水茄子は大阪の泉州で採取された名産品だ。水の多い土地柄でないと作れない水茄子だから、水が少ない土地では作れないんだ。」
「そうなんだね~。」
私は水茄子が大阪泉州でしか作られないものだと思いながらもこれからこの水茄子をどうやって調理するか悩んでいる最中だった。
「で、お聖人さん。この水茄子をどうやってご賞味するの?」
「これからこの水茄子をお寿司の軍艦巻きにして乗せて食べるがどうだろうか?」
「うん、ありがとう。」
「それで君の体内にある直紀さんが運営する『ノヴァ―ヤ』にも後で送っといてくれよ。」
「うん、水茄子のロシア料理を作りたいからでしょ。」
「そうだ。サーモンと水茄子、魚卵と水茄子の組み合わせは最高だからな。」
「うん、これから創作ロシアが進んで助かるからね。」
私はこれだけの水茄子が取れる状態ならこれえ沢山の創作ロシア料理を作れると思いながら、これから創作ロシア料理を作ろうと考えていた。
「待って~。エリぽん。」
「彩海。何で、この寺まで来たの?」
私からすれば驚きだが、何で彩海がこの寺まで来たのか謎だった。
「いや~。丁度、水茄子がこの海老名の国分で取れる事を知ってこの寺まで来てしまったんだよ~。」
「
「はい。」
「成程。貴方が絵里奈さんと友達で水茄子を食べたいからここへ来たんですね。」
「そうだよ~。」
「なら、私が作る特性のお寿司を作りましょう。」
「ありがとうございます。お聖人さん。」
私は彩海まで水茄子料理を食べたかったせいか、彼女も本当に水茄子を食べたかったのかと思った。
「済まない。ここに彩海はおるか。」
「おぉ、
「そうか。では、
「了解。」
お寺同士が仲悪い話は聞いた事があったが、幸いにもこのお坊さん同士が仲良かった影響からかこれから私達は水茄子の料理をご賞味する事にした。
**********
「出来たぞ、水茄子の軍艦巻きだぞ。」
「ほう、
「ふっ。そうだな。この料理が出来たから食べたいんだ。」
「凄い。水茄子の軍艦巻きは非常に会いそうだ。」
「そうだな本来なら水茄子寿司には生ハムを巻いた方が良いのは確かだが、ここは寺院である以上、負けないからな。」
「だから、海苔にしたんだね。」
「そうだ。」
私はこの水茄子の軍艦巻きをこれからご賞味する事にした。
すると…、
「凄い。水茄子のさっくりした感触と酢の効いたシャリが凄く美味しく感じる。」
私はその水茄子の軍艦巻きが如何にあっていると思い、これなら生ハム巻くとどんな味がするのか非所に気になりながら食べ続けた。
そしてこの水茄子寿司の旨味を知った私はこれから直紀さんにストロガノフやボルシチに意外と合うと思ったので今度、作ろうかと思った。
しかし、私の腸は意外と喜んでいる事を考えると、私や彩海の腸が私の脳の意思を無視して良い物と悪いものを分けているんだと思うと意外と嬉しくなる。
あぁ、何て嬉しいんだろうか?
この水茄子を生ハムの軍艦巻きも又、良いと思った私でした。
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