第5話 少女はパスタを作る。
私は今日、学校も法事などの寺の行事も休みなので今日は弟の柚弦と共にパスタを作る準備をしていた。
「柚弦。1.7mmのパスタを見ずにつける準備をしている?」
「姉ちゃん。1.7mmのパスタを用意したけど、これから水を入れるのか?」
「うん、入れるよ。それで水に漬けたら
「よし、分かった。水につければ良いんだな。」
柚弦が凄く料理に対して前向きに進みながら、私はこれから柚弦にパスタを水に漬ける準備をさせた。
「出来たよ。姉ちゃん。」
「ありがとう。柚弦。これから映画、見に行く?」
「そうだね。姉ちゃんと一緒に見に行きたい。」
パスタを見ずに漬けた後、専用容器のふたを閉じ、これから本厚木駅の映画館へ向かった。
*******
「柚弦。ここが厚木ゴーラドスクエアだよ。」
「姉ちゃん。ここで映画を見るのか?」
「うん。丁度、『スノーデン』という映画が公開されるんだ。」
「どんな映画なんだ?」
「それは見てからのお楽しみだよ。」
「了解!?」
私は映画を楽しませる為に柚弦にあえてネタバレを指せなかった。
私は映画が凄く好きで特にドキュメンタリー映画が好きだ。
所謂、『ハリウッド』映画は勧善懲悪でアメリカにとって不都合な内容は削除される。
一方、マイケル・ムーア監督の『シッコ』やオリバー・ストーン監督の『スノーデン』、『政府は必ず嘘を付く』は実際にあったアメリカの実情を描いていて好きな作品となっている。
私は欧米の負の面を見る事と、イラン料理の調理等を放送している所為か、『FARSTODAY』をよく視聴している上に、金曜広場に頻繁にお便りを出している。
その所為か、イラン映画の『預言者ムハンマド』もどんな映画なのか見てみたいと感じた。
えっ、皆さん。
こんな映画を見る私が女子高生らしくないって思うでしょ。
でも、インターネットの盗聴は怖いし、私も形態でLINIIはやっていない。
又、柚弦にもこの映画を通りしてインターネットの盗聴問題について知って欲しい姉心も私にはあった。
********
そして、厚木ゴーラドスクエア9階の映画館でスノーデンの映画入場が始まった。
「姉ちゃん。映画館の整理が始まったね。」
「うん、柚弦。一緒に並ぼうね。」
「そうだね。姉ちゃん。」
私達はこれから映画館に入場し始め、これから映画『スノーデン』を干渉する事にした。。
「姉ちゃん。凄く、怖い映画だね。実在しているからこんなに怖いかも。」
「そうだね。柚弦。LINIIやACEBOOKはこういう事をしているんだとスノーデンさんは伝えたいかもね。」
柚弦と共に映画『スノーデン』を見ていた私は事実だからこそ余計に鳥肌が立つものだと感じた。
「姉ちゃん。アメリカ政府やNSAがアメリカ国民を盗聴するのは怖いね。」
「ねっ、柚弦。これがインターネット盗聴の怖さなんだよ。」
「姉ちゃん。僕はLINIIがどれだけ怖いかよくわかったよ。」。
私と柚弦は『スノーデン』の映画を鑑賞しながらインターネットの盗聴がどれだけ危ないのか考えるきっかけを持った。
それから映画を観終えた私達は、家に帰った。
家に帰ったら、専用容器で水に漬けたパスタから水を切り、私はウニクリームソース、柚弦はパスタの調理と役割分担した。
「姉ちゃん。これからお湯が入ったフライパンに入れて良い。」
「お湯が沸騰したら入れて良いよ。」
「了解。」
私と柚弦は2人でパスタの調理をしていた。
*****
「姉ちゃん。パスタが出来上がった。『スノーデン』の映画を見た後にパスタの暖かさを感じると凄く安心するな。」
「そうだね。柚弦。ウニクリームも出来たからこれから一緒に食べよう。」
「勿論!?」
私と柚弦はウニクリームパスタを作った後、互いに分けながら話し合って食事した。
「柚弦。パスタにウニクリームは油と弾力があっておいしいでしょ。」
「その油分がパスタと交わっておいしいよ。姉ちゃん。」
「お父さんやお母さんは暫くしたら帰ってくるよ。」
「たしか、今日は自治会の催し物をやっていたから不在だったんだよな。」
「そう。だから食べ終わったらお父さんやお母さん、そして直紀さんの分の食事を作るから、『ざるそば』を作ろうね。柚弦。」
「うん。姉ちゃん。」
「あと、私のお腹の中にいる直紀さんも食べたいと思うから直紀さんの分もざるそばを作ろうね。」
「勿論だよ。姉ちゃん。」
私と柚弦は『スノーデン』を見終えた後のパスタで暖まった。
勿論、これから私達の両親や直紀さんの分の夕飯を作らなければならない事を知っているが、それでも私と柚弦は食事を終えた後も、楽しく乾麺から『ざる蕎麦』を作ろうと思った。
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