第2話 ハンサムにはなれない
おばちゃまが言ったように、都市部から数キロ歩くと、華やかな都市部とは180度違う、暗くて、いかにも貧しい集落が見えてきた。これが、グチャナの町である。
そこらかしこに獣の骨や、動物のフンが落ちており、見るものすべてに哀しみの悪魔が乗り移っているかのようだった。
集落の人々は、瘦せ細り、赤ん坊を抱えて泣いている若い母親もいた。
まさに、スラム街であった。
可哀そうに、ある小さな男の子は、俺の格好を見て無邪気に手を振っている。
また、街の人と同じくらい目立つのは、その臭いである。
腐った卵のにおいや、15日目の納豆のようなにおいがする。
とても生きていくには、辛すぎる臭いだった。
世界史の授業で、
「ハイヒールは、かつてヨーロッパで汚物を避けるために生まれた。」
という歴史を聞いたことがあるが、それも頷けるような環境であった。
同じ国の人間なのに、どうしてこんなにも格差が生まれるのだろうか。
人と人が支え合って生きているのならば、こんな風にはならない。
だとしたら、このクチャナの町の人々は、そのほかの大勢の裕福な人の踏み台されている、そう確信した。もし帰ったら、俺は、、、。
「おいグロー、あいつ絶対そうだよね。」
「ああ、金持っているに違いねぇ。」
俺の心の中とは裏腹に、何か物騒な声が聞こえてくる。
後ろを見ると、スラムの中でもまだ元気のある若者が、ギラギラと目を光らせてこちらを見ている。見る限り3人組。その中でも明らかにリーダー的存在である、
ジャイ○アンのような奴もいる。うん、知ってた。
「おい、お前ら、ばれねぇよーに。」
「そっと、、。」
一瞬時が止まる。
心優しき俺は、迷った。
どうしよう。何かあげようか。きっと食べるものも満足にないのだろう。
思春期の男の子だし。そう、見かけはやんちゃな奴だけ
ごめんなさい。逃げました。
全速力で逃げました。
本当は、「違いねぇ。」
の時から少しずつリード取ってました。
Q君は、本心からあのような良心の言葉がでてきたのですか?
A、はい、そうです。
Q嘘は、つい
A、ついてません。
Qだったら、すこしぐらい
A,それとこれとは別問題です。
Qそれって、嘘ついたん
A、嘘ではありません。わたくしはあの時本心からそう思いました。
恵まれていない人々に、いつか恵を与えてあげたいと確かに思いました。
だがしかし、武力行為で無理やり奪い取ろうとする態度はおかしいと思います。
いくら、貧しくても、人から、、、
Q&A マジレス、、乙wwwwwww。ナル氏野郎がwww。
逃げました。
クチャナの町を通って、数十分した後、小さな村の中にラクダの馬車(表現力)、ラク車?みたいなものがあった。
なぜラクダ?なるほど、だから城まで半日かかるのか、
と妙に納得して、ラクダの主さんとの交渉を向かった。
主さんは、天パで、もじゃもじゃな髭、と目くそ、と歯くそをつけている、朝からパチンコに並んでいる58歳みたいな感じだった。(語彙力少なめ)
「あの、王様がいる王宮まで行きたいんですけど、ラクダお願いできますか?」
そういうと、主はめちゃくちゃ嫌な顔で
「いや、待って。待って。待って待って待って。なんで王宮にぃっ。死ぬやん。絶対絶対死ぬやん。」
癖がすごい。
「アホジャン、お前あーほ、バーカ。」
「うっせい、偏差値74だ。」
ふと出てしまった。これが私のちっぽけなプライド。しかし、流石に伝わらない。
「、、、、、、、よくわからんがヤダね。オウキュウ。ダメ、ゼッタイ。」
「ところで、お前誰?変な格好して、ホント、ぐぅふ。」
「どーせ、どっかの駆け出しクズ冒険者だRO。」
なんて言えば、つたわあっ
「噂の旅人クロードです。」
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
空気の変化を感じた。
「いや、せこいや。いや待ってさこいや。
「クロードってお前。それ断ったら、後で痛い目見る系の奴じゃん。
「うへへっご。ヤベぇ、酒飲みすぎた。
ぐへぇぇ、へへへへへ、じょはじょはじょははははぁいっ。」
いやいや、可笑しなことにクロード大人気です。
うん、これ使えるな。
クロードさん、ありがとう。
無事、ラクダが引っ張る荷台に乗れました。
次回、王宮へ。
語彙力、表現力少なめで向かいます。
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