第11話 監禁生活三日目夜

夜は、三井の作った肉じゃがだった。

なかなか美味しかった。嫁に欲しいぐらいには、


「なあ三井、」

「はい、」

「お前ちゃんと食べてるか?」

「…まあ、ぼちぼち。」

「ぼちぼちってなあ、だからお前はそんな細いんだよ。ちゃんと食え、」

「…善処します。」

「…、そういえば、学校の方で俺はどうなってる?」

「えっと、一週間旅行に行っていることになっています。」

「お前がうちの担任にそう言ったのか?」

「いえ、作者先輩に言ったら、そのまま先生に言ってくれたらしく、騒がれてはいません。」

「…何であいつは、そうやすやすと了承するんだよ。」

「確か、ご都合主義ですねわかります。とか言ってました。」

「…あいつって本当なんなんだろうな、」


そんな他愛もない話をし、その日は終わった。

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