応援コメント

其の肆 《子》」への応援コメント

  • いやぁ、凄惨。
    陰鬱と言うのか。
    でも、先の勘違い夫とM妻の方が、何と言うか、考えさせられました。
    このエピソードは余りにも非現実的なので。まぁ、現実的だったら、それはノンフィクションだけど。

    兎に角、娘が無事で良かった。

    作者からの返信

    時織拓未さん
    ありがとうございます。《夫婦鑑之噺》を御気に召していただけたとのこと、幸甚です。仰るとおり、このようなことは現実には起こらない。と考えたいです。もっとも事実は小説より奇なりとも申します……いずれにしても、人の業とは恐ろしくも悲しきものでございますね。

  • 居たたまれないです……お紅ちゃん。
    ずっとずっと繰り返された悲劇。
    きっとお紅ちゃんは思ったと思います。
    自分の目が見えたなら。自分の声が出たならば。
    不要な殺生を母親はしなくても良かったのではないのかと。
    自分を愛するばかりに理不尽に命を絶たれるものはいなかったのではないのかと。

    私だったらその辺ガッツリ書いてしまいそうですが、こうやって想像を膨らませられるからこそ、この物語が愛おしいです。

    本当に、本当に、憂鬱な物語でしたけど、二人がいたからこそ、お紅ちゃんは終わらせられたんじゃないかと思います。

    ハエ……人が悪事を働いて、再び人に生まれ変われなかった時、その人は虫になる……と言う話を思い出しました。
    だとすれば、ハエが《仏に拝むように前肢をすり合わせ、念仏を唱えるように~》と言うのも、うなずけるような気がしました。

    作者からの返信

    丁寧に読み解いていただきまして、ありがとうございます。いつものことながら、非常に励みになっております。堀りさげるべきかどうかも考えたのですが、あくまでも津雲という部外者の視点から考察して書くにとどめさせていただきました。繰りかえされた悲劇にお紅はなにを想ったのか…それは、津雲の存ぜぬ与太噺ですね(*^^*)

    蝿は罪人の魂。確か、《魔女に与える鉄槌》にもそのような解説があったように思います。蝿は不浄の蟲ですからね。そうしてあの仕草は、救済をもとめているようにも見て取れます……
    こうして考察していただけるのがとても嬉しいです。ほんとうに感謝です。