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い、一気読みすると言っておきながら、我慢が出来ずに一話だけ……
と思って読んでみたら……
私は本当に今この感情をどう処理すればいいのかと。
夢見里さんが近所に住んでいたら、お宅に上がり込んで切々と語っていたことでしょう。
全てを悟った津雲の笑みは、朧にして見ればある意味拒絶です。
でも、朧も津雲が変わらないと言うことは知っていたし、おそらく、自分で変えることが出来ないと言うことも知っていたからこそ、複雑表情を浮かべるしかなくて。
でも、その後の他愛のないやり取りや食事風景や畳干しの大掃除などの日常が本当に大切なことで。
冒頭、うつらうつらと眠りにつく様とかはもう、やっぱり津雲は猫だなと。
そこまで気を許して眠ってくれるのに、主導権は絶対に朧に渡してくれない。
終わりで津雲がこっそりと旅立つとき、きっと朧は起きていたと思っています。
仮に本当に眠っていたとしても、起きて津雲がいないのを知ったら、「やっぱりか」と怒ることなく思うのだろうなと。少なくとも、自分が朧の立場だったらそう思って、泣くことなく、泣いている気がします。心にぽっかりと穴が開いて、暫くは埋まらない気がします。
それでも、津雲は行ってしまうんですよね。津雲の自分の最期を見せたくないと言う気持ちも分からなくもないからこそ、ないからこそ!
すみません。ホントに長々とまとまりもなく書いてしまいました。
あとは宣言通りまとめ読みいたします。
作者からの返信
なんて…なんて嬉しいことを仰ってくださるのでしょうか…!
近くに暮らしておられたら、すぐにでも御逢いして溢れる想いを聴かせて頂きたいです…! いまここで聴かせていただいているだけでも卒倒しそうなのに、直接伺ったらたぶん嬉しすぎて気絶致します…(n*´ω`*n)
いっぱい想像を膨らませていただいて…ほんとうに言葉にならないくらいの感謝が胸を満たしております。
津雲は……はてさて、ある部分は変わっていないかもしれませんし、変わったのかもしれません。朧は変わらずにいることが約束であり、彼なりの誠実でもありますが、津雲は変わりゆくことで報われるものもあるのかもしれません。作者としては津雲にも、朧にも幸せになってほしいのです。例え結末が変わらなくても。
詳しくは是非続きをめくってみてくださいませ…! 一気読みしていただけるのも嬉しいですが、まだまだもうちょっと続きますので……(*^^*)
冒頭はいつも紀貫之なんですね。
和歌に詳しい方が羨ましい。虫麻呂なんて聞いた事もない。ひょっとして創作の産物かもしれないが、それならそれで、その文才が羨ましい。
作者からの返信
時織拓未さん ありがとうございます。
昔から紀貫之の歌が好きなものでして……実際には嗜み程度で、それほど詳しいわけではないのです。なのでそのようにお褒めいただくと御恥ずかしいです。ですがとても励みになりますので、有難く御厚意をお預かりさせていただきますね。