応援コメント

其の伍 《濫》」への応援コメント


  • 編集済

    あ、ありがとうございます(ノД`)・゜・。

    最後が。最後の津雲の台詞が!
    無意識にふと口を吐いて出たその台詞が!

    嬉しいんですけれど! でも、切ないんですけれど!

    お幸さんの壊れ具合が……
    でも、分かる気がします。
    生まれたときからこうあるべきと教えられて来たら、それを目標として生きて来て、それが『縋るモノ』に代わって来て、自分に思い込ませることで静かに狂って行ったのかと思うと……
    昔の話ですけれど、それでも、現代にも通じるものがあると思いました。

    当人同士は幸せでも、それを傍で見続ける者にとっては非常にやるせなくて辛い生き様だと思いました。

    と、作文のような感想になりましたが、与太噺を読んでその感想が間違いではなかったと思うと、これはもう充分にホラーだと思えました。

    作者からの返信

    津雲さんの想いを汲んでいただきまして、真にありがとうございます。このあたりから段々書いていても胸が締めつけられるようになりました。ここから続く本筋之伍では津雲と朧の縁がひとつの結着を迎えます。どうかお楽しみに。

    この夫婦はある意味では似た者夫婦なのではないかと思います。おそらくはまた、おなじような悲劇を繰りかえすのでしょう……。生まれた時から親から受けた《呪い》のようなものは根が深く、おとなになっても他の考えかたができなくなるほどに強く魂を縛るものです。解き放たれるには余程の意志と、よき縁がなければならないのだと……そう考えながら書きました。現代もそうしたことはたくさんありますね。
    それを眺めつづけている半兵衛がたぶん一番不幸。でも横恋慕でもありますね。愛やら恋やらではなくとも、間違いなくこのふたりは両想いですから……。

    いつもご感想ありがとうございます。励みになります。