応援コメント

其の参 《死候とも》」への応援コメント

  • 異常気象の烈夏日に相応しい怪談でした。
    最初はギョッとする寒さでしたが、最後は清々しい涼やかさでした。

  • 茶碗から腕は、おぞましくもあり、滑稽でもあるのですが、実情はとても悲しいものだったのですね……。
    陶工の心情は他人事とは思えず身につまされました。
    食っていくなら職人に徹するのが利口。しかし表現したいものかある。それを認められたい。
    わたしも、パソコンから腕生やすかも……

    作者からの返信

    わあ、励みになるお言葉を頂戴致しまして、ありがとうございます。
    怖さと滑稽さと哀愁の兼ねあいがちょうどいい塩梅になるように、考えながら執筆した噺だったので、そのように仰っていただけて嬉しいです。

    陶芸も小説も絵画も…思うところはきっと一緒ですね。私もそうですが、小説で暮らしを立てたいというのは、じぶんの創作と表現で、というところに重きをおいています。私も、もしかしたら電撃の編集部に送った原稿から腕が生えちゃうかもです(*^^*)

  • こ、これは恐い。
    自分の使っている茶碗から腕が生えて米を喰らう。
    そんなの見たら、ご飯食べられなくなる!

    しかし、朧せんせい……米代に茶碗代……全てが数日で消えると言うなかなかに元の木阿弥状態……なことに、いつ気が付くかな?

    そして、ひたひたと静かにやって来る津雲さんの最期……
    こう言うとき、頑固者って本当に、性質が悪い!

    作者からの返信

    しかも浮腫んだ死人の腕ですから……二度とその茶碗は使いたくないですよね。よくよく考えると、津雲は事のなりゆきを知っていたわけで、知って毎朝つかっていたのですから、たいしたものです。

    朧さんはなんだかんだで、損をする役まわりというか。津雲に振りまわされっぱなしです。まあ、稼ぐ時はしっかりと稼いでいるので、だいじょうぶでしょう。しばらくは玄米と五穀で食つなぐことにはなりそうですが💦

    さてここから全体の物語が、起承転結の《転》へと緩やかに移行を始めます。またしばらくお待たせしてしまいますが、なにとぞお待ち頂ければ幸いです。