いつに増しても切ない……と言うか、もどかしい。
この綺麗事で済まさない残酷な世界観がまた。
下手をすれば達観したキャラクターが鼻に付きそうなのに、そうならないこの物語が、やはり『好き』としか表現のしようがありません。
作者からの返信
最高のお褒めの言葉を頂戴致しまして、ありがとうございます。津雲は達観していて、結構あれこれと悟ったようなことを語るので、内心読者さまに嫌われるのではないかと、どきどき致しております💦
「人はいつか、死ぬものだから、寿命が短かろうが構わない」というようなことを津雲は言っていましたが、あれを朧が聞いたらおそらく相当に怒ると思います。朧も素直ではないから、直接反論はしないでしょうが、「ほお、そうか、君は医者という職を敵にまわすつもりらしいね」とか言いそうです。「ちなみに僕も町医者なのだが、そのあたりについてはどう思うかな」とか…。このふたりは作者のなかで勝手に動いてくれる人物なので、そのように愛していただけて、嬉しくてなりません。
世の中で何が最も怖いかって、やっぱり銭の枯渇だろう。
作者からの返信
時織拓未さん
読み進めていただきまして、ありがとうございます。
仰るとおり、銭がなければ段々と夢も崩れ、こころもひび割れていくものだとわたしも思います。銭だけでは虚しいですが銭がなくとも空しいです。