29話 体育祭〜部活対抗カバディ〜

『只今から〜部活対抗カバディを始めま〜す出場者の方は入場門へお集まり下さい』


ここからクソアマ(女神)の考えた、よく分からない競技が始まる

言ってしまえばここからが本番だ、それになんだよカバディって、ルール知らないし、そもそもどんなもんかも知らない、


だが、そう思っていたのは俺だけではなかったようだ、


『カバディって何やんだよ〜!』


『ルール説明しろよ〜!』


『わかんねぇよ〜!』


などという声が上がる、まぁそりゃそうだよな、知ったこっちゃない


『ルール?あ、ごめんわかんない!』


やっぱりクソはクソだった、

自分で提案したくせに、ルールが分からないとかマジでクソ過ぎる


『そうだ!カバディ部の人に説明してもらえばいいんだ!』


ナイスアイディアだろ!と、言わんばかりの顔をしながらカバディ部の方を見ていた


『あ、すいません、試合とかそーゆーのやったことないし、9割が幽霊部員なのでわかんないっす』


そんな部活今すぐ廃部にしちまえよ

こんな部活を放置してるから無駄に多いんだよ、ちゃんと仕事しろ


結局頼りにならないカバディ部、

もちろん批判の声が上がる、

クソアマ(女神)へと、


『だって…だって…(´つω;`)グスン』


女子専用奥義『泣く』を使う、

それによってファンクラブが怒り出した


『俺らのみなみな会長を泣かせやがって!

絶対許さんぞ!』


ここでファンクラブが、会長の前に壁を作った

そこであのクソアマ(女神)が


『いいこと思いついた!』


と言わんばかりの顔をして、マイクを手に取った、


『みなさーん!急遽、競技を変更しま〜す!今から1時間のあいだに、私に触れることができた部活が勝利ということで〜、ちなみに1時間以内に誰も触れることができなかった場合はファンクラブの勝利となりま〜す』


うわ、

能力使えば1発で終わりそうな競技だな!

ってかこれはもはや競技ではない気が…


『ではでは!スタート!』


その瞬間、能力を使おうとしたが、人混みに押されて、使うことができなかった、

やばい、結構やばい、競技が終了し次第よくギャグマンガとかであるような体中足跡まみれみたいな感じになっちゃう、

それは嫌だ


しかし、この競技はすぐに終了することになる


『あれ?会長、今なんの競技っすか?』


そして肩をポン、

それはたまたまトイレに行っていた晴樹だった、


『あ、タッチされちゃった!♡』


その瞬間に、会場全体が固まった、


『あ、なんすか?そーゆー競技っすか?』


そもそもなんでファンクラブは後ろを守っていなかったのかと思ったが、まぁ勝ったから問題はない、


『勝者は異世界研究部で〜す!』


なんかパッとしない勝ち方だった気がする

もはや能力関係無くなってるし

まぁ勝ったからいいか、

それにしても全校生徒の半分以上を占めているみなみなファンクラブが、部員数4人の部活に負けるとか、普通だったらありえないだろ、

まぁ普通だったらの話だが


まぁそんなこんなで何事も無かった、とは言えないが、無事に勝利をおさめた


まさか会長はこれからの競技のルールを全部知らないとかないよな?


そしたらこれからもっとめんどくさくなる…


まぁ、負けることはないだろうけどね、、、

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る