8話 異世界研究部

俺はあの日以来、晴樹と明音と一緒に居ることが多くなった


それは嬉しい事だが、今回は関係ない


俺は部活動に入っている

まぁうちの高校は強制入部なのだが…


例えば明音は茶道部に入っている

ピッタリだ


そして俺は…

異世界研究部に入っている

晴樹と一緒に、

部員は俺と晴樹だけ、

というわけではない

どーだ!意外だろ!


もう一人の部員は

緑ヶ丘 竜平(みどりがおか りょうへい)

俺と晴樹の後輩だ

ちなみに俺と晴樹は高2だ

晴樹の場合、頭は小1ぐらいだが、


『あ、こんにちは先輩!さっきなんか入部したいって人が来ましたよ!超美人でした!』


彼は学力は平均、運動神経も平均、友達関係も平均という平均を極めた男だ


が!今はそんなことは関係ない!

まさかと思った、もしかして…


そしてそのもしかしてが見事に的中


『あの〜入部届け提出しました〜』


なんと、明音だった

茶道部はどーしたんだ!

それよりなんで異世研(異世界研究部)に?


『よろしくね!部長さん♡』


まぁかわいいからどーでもいいや

とにかく異世研は3人+たった今1人で活動をしている


そして、部活の仲間だというのもあるので

竜平には俺の能力について説明した


『そんなことあるわけないじゃないですか〜妄想が限界突破したんですか〜?』


ムカついたがそこは抑えて

証明することにした


『ファイアー』


多少怒りを込めたせいか少し強めの炎が彼をまとった←抑えてねぇじゃねぇか


『うわー熱すぎるー(棒)』


なんでどいつもこいつも熱がんねぇんだよ


『本物っすね!すごいっすね!』


絶対思ってないだろとか思ったがスルーした


そして、

晴樹は塾で、竜平は新作のマンガを買うということで先に帰った

てか、晴樹どんだけ塾行ってんだよ


そして俺は明音と2人きりになった


『能力ってほんとにすごいね!』


という話題になった


俺は1つ気になることがあった


『なんで茶道部やめてこんな異世研なんかに入ったの?』


直接聞いてみた


『知りたい〜?内緒だよ〜♡』


はい、かわいい(確信)

まぁ内緒なら内緒でいいと思った


とにかく新生異世界研究部として、ここを拠点に活動していく




『もう、鈍感なんだから…』

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