12話:最悪の結末
細かく砕けた雪の結晶が空に煌めく。
路地の一部を突然、冬の景色に変えた謎の現象に、ヤガミハルトは白い息を吐きながら恐る恐る歩を進めていた。
「――どうなってんだこれ」
しげしげと凍った建物を眺めて呟く。
凍った建物を注意しながら触ってみるが、石の壁は表面が氷の壁で覆われ、まるで水晶の世界に迷い込んだようだった。
自分の頭がおかしくなった、かのような突然の変化にハルトの頭は混乱するばかりだ。
「――リーゼロッテは無事か?」
金色の騎士を頭の中に浮かべ、ハルトは心配している人の名前を言葉に出す。
ハルトはリーゼロッテに言われ、路地の隅に震えながら隠れていた。
自分の無力さに憤りを感じてはいたが、それ以上に感じていたのは、得体の知れない不快な感情だった。
憤りや恐怖よりも何かが噛み合わないようなむずがゆさの方を強く感じていた。
隠れていたハルトは必死に自分が感じる違和感を考え、あることに気付く、
思えば、最初からおかしい、おかしかったのだ。
(――この時点で殺人者と出会うこと自体が異常だ)
殺人者との遭遇には最初から違和感があった。
「なぜ」「今、ここで」「殺人者と出会ってしまう」のか? という疑問が気持ち悪くハルトの胸の中でぐるぐる回っていた。
ここで出会うのなら、「最初の世界」の殺人者はどこに居たのだろうか?
それはもちろん、自分を殺した宿屋の中だ。
だが、それなら今リーゼロッテと戦っている殺人者が居るというのがおかしい
殺人者の目的はモニカのはずだ。
なら、なんで、厄介なリーゼロッテにわざわざ名乗って戦おうとするのか?
そこが違和感を感じる証拠だ。
しかし、分かるのはそこまでだ。気持ち悪さはまだハルトの中でぐるぐる回っている。
「とにかく、リーゼロッテに気を付けるように言わな――いってぇっ!」
考え込みながら、走っていたハルトは凍った道に足を滑らせて思いっきり転んでしまう。
進めば進むほど、路地が凍るという怪奇現象の影響は強くなっている感じがする。
影響が強いのはリーゼロッテがネコミミの殺人者と戦っている場所のはずだ。
少しずつ不安が強くなる自分の胸を押さえながらハルトは急いで足を進めた。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
白銀の世界の中心で金色に光り輝く髪を揺らして静かに佇む女性が居た。
その女性の手元には見事な装飾を施した白銀の長剣が握られている。
白銀の長剣からは大気を震わせるほどの魔力が溢れ出し、周囲の温度を飛躍的に下げ続けていた。
金色の女性は地面に倒れ込む、砂色の耳の女性を一瞥すると白い息を吐きながら言葉を発した。
「――あの、一撃を受けて『まだ生きている』とは驚愕の一言だよ」
金色の女性、リーゼロッテは目の前の身動き一つ取らないネコミミの女性サーニャに声を掛ける。
「………………まだ生きてるだけですけど、ニャ」
声を掛けられた、サーニャは震える声で言葉を返す。
サーニャの身体は目を背けたくなるほどの酷さだった。
両足は砕け散り、右手も根本から無くなっている。
顔の半分は凍り付き、右の眼球からは光が無くなっていた。
まさしく、身動き一つ取れないサーニャはかろうじて動く左手を自身の胸に押し付けると、そこから白い光の様なものがサーニャを包み込んでいく。
優しく包み込む白い光を見て、リーゼロッテは納得したように口を開いた。
「『白』の魔法。癒しの秘術か、なるほど、それでまだ生きているのが納得いった」
「………攻撃に使えない奥の手です、ニャ
負け惜しみじゃないけど、実は私こっちの方が得意ですにゃ」
「それだけの癒しの魔法が使えるなら引く手数多だろうに………。
なんで、君はこんな仕事をしているんだ?」
「立場が違えば価値観も違います、ニャ
私はこの仕事に誇りを持ってますよ………にゃ」
憐れみが籠ったような眼差しをサーニャに向けてリーゼロッテは眉をしかめる。
自分の言葉を納得できないような顔をしているリーゼロッテに向かってサーニャは、
「結局、畑違いと言うことです、ニャ
眩しい道を歩くリーゼロッテちゃんと、暗闇の道を歩く私は違います………のにゃ」
「君の言っていることは分かるが………。分かるが………」
「………泥水を啜らないと生きていけない気持ちが分かりますか?
………腐った残飯を見つけて喜ぶ者の気持ちが分かりますか?
その中で少しだけ自分の長所を見つけても、私を汚らしい物だと見るような目! 眼! 目!
才能があっても生かせる場所は私の周りにはありませんでした、それだけのことです………にゃ」
「――すまない、私はそんなつもりじゃ………」
今度は自分自身を恥じる様な、リーゼロッテの顔を見て、サーニャは半分凍った顔で難しそうに笑う。
「――冗談抜きで、私、リーゼロッテちゃんのことは好きです、にゃ
私、死ぬならリーゼロッテちゃんの手で死にたいです
さぁさぁ、早く私のことを殺してくださいにゃ」
サーニャは澄み切ったような表情で満足げに笑う。
そんな彼女を見て、リーゼロッテは白銀の剣を喉元に付き付けると………。
白銀の剣はリーゼロッテから零れ落ちるように、氷の結晶となって煌めき、消えた。
無事な片目をパチクリして不思議な顔をするサーニャに、
「――私は君を殺すことは出来ない。
戦いの最中は殺すこともやむを得ないと思っていたが、こんな状況になれば話は別だ。
君は衛兵に突き出させてもらう、牢屋の中で罪を償えばいい」
金色の目を向け、リーゼロッテは自分の考えを言い切った。
サーニャは自分の顔から表情を消すと、言葉を返す。
「――甘いなぁ。甘いなぁリーゼロッテちゃんは本当に甘いなぁ。
それって、現実から逃げてない?
目の前の現実から背を向けて逃げてない?
自分の手を汚さないことにホッとしてるの?
偽善者を気取って英雄気取っているの?」
「違う、私は――
君を殺さなくても良い人物だと判断しただけだ」
「甘いなぁ。甘いよ。リーゼロッテちゃんは甘すぎるよ。
私が目の前で無垢な子供を殺してもそんなこと言えるの?
私が大事な人を傷つけても同じことを言えるの?
私がこれまでどんなことをしたか分かってるの?
分かってたら、殺すはずだよ。ねぇ?」
「私が見てるのは目の前の君だ。
過去でも未来でもない、今の君を見ているんだ。
その私が殺さなくても良いと判断したんだ、それだけのことだ」
リーゼロッテは力強く言い切ると、両腕を胸に組みネコミミの女性から顔を背ける。
その態度と言葉に唖然とした顔をするとサーニャは吹き出す。
吹き出しながら、「甘い、甘い」と言葉を紡ぐ。
二人しか居ない、破壊の名残を受けた空間にしばらく砂色のネコミミの女性が笑う音だけが響いていた………。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ハルトはツルツルとすべり足を取られそうになる、凍りの床を慎重に、かつ出来るだけ急いで歩いていた。
「――早く、早く行かないと」
両手は何度も地面に手を付いて、皮が裂けて血が出ている。
緊張と不安と寒さで身体は心から震えている。
それでも、両足は爆発しそうな焦燥感に突き動かされるように、動く。動き続ける。
歩いて、滑って、転んで、立ち上がって、急ぐ。
また滑って、両手を支えにして立ち上がり、走る様に歩く。歩くように走る。
自分がなんでこんなに急いでいるのか分からなかった。
胸に広がり続ける焦燥感に突き動かされるように急いでいるのは分かる。
だが、この焦燥感がどこから来ているのかが分からない。
言ってしまえば、第六感みたいなものなのだろうか?
得体の知れない不安はどんどん広がっていく。
同時に得体の知れない焦りが広がっていく。
この得体の知れない感情は急げ! と警報を鳴り響かせている。
だが、なぜ? なんのために?
自分が行っても何の戦力にもならない、足手まといになる可能性すらある。
どちらかというと、足手まといになる可能性の方が大きい。
それだけは嫌なはずだ。
自分のせいで迷惑がかかるのだけは嫌なはずだ。
だが、それでも自分の両足は立ち止まることを許してくれない。
急げ! 走れ! 転ぶな! 立ち上がれ! 立ち上がって進め!
わけのわからない焦燥感に突き動かされ、走っていくうちに、べちゃりとした音が聞こえた。
驚いて、地面を見ると水たまりを自分の足が踏み抜いていた。
良く見れば、氷の壁も氷の床も溶け始めている。
それ自体はとても良い事のはずだ。
この怪奇現象は自分の足を滑らせるばかりで何も良いことなどなかった。
けれど、良い事のはずなのに、氷が水に溶けていくのを見ると自分の中でまた得体の知れない感情が膨れ上がるのを感じる。
その感情は焦燥感――とも違う。
不安でも、恐怖でも、嬉しさと言った楽しい感情でもない。
何度も、何度も感じたことがあるこの感情は………………そうだ、寂しさだ。
答えが出て、得体の知れない感情の一つは消し飛ばされる。
霧に覆われた迷路を一吹きでゴールまでのルートを確保したような爽快感だった。
だけど、ゴールまでたどり着くと、また新たな疑問が出てくる。
自分は何でただの氷にそんな寂しさを感じてしまうのだろうか?
氷からただの水になった床をべちゃべちゃと音を立てながら走り、走り続けると
視界の先に見知った人物が映った。
砂金の様な金色の髪をなびかせ、シンプルな装飾を飾った騎士鎧を着ている。
ちょっと長くて少し尖った耳をしている金色の目をした騎士。
リーゼロッテは自分の耳と同じようにツンッと足元に転がっている人物から目を背けている。
金色の騎士が無事であることに、膨れ上がった焦燥感はほとんどが消える。
心から安堵して、足を踏み出し、走り出す。
自分の走る音に気付いたのか、リーゼロッテはそっぽを向いていた顔を向けると、頬を緩めてそっと微笑んだ。
微笑み、桃色の唇が開いて、自分の名前を告げた。
――告げたのだろう、告げたのかもしれない、きっと告げたに違いない。
確信が持てなかったのは、金色の騎士の口から自分の名前がちゃんと聞けなかったからだ。
透き通るような声を優しく自分が立っている場所まで運んでくれなかったからだ。
リーゼロッテが口を開く瞬間、リーゼロッテの胴体から赤い線が走った。
自分の名前をきっと告げていただろう。
リーゼロッテの上半身は力なく地面に転がる。下半身からは眼が眩むような赤が飛び出した。
呆然と名前を告げられた、ヤガミハルトは立ち尽くした。
現実を認識できないハルトの鼓膜にネコミミの女性の声が響き渡るのが分かった。
「――あぁーあ、だから言ったじゃん!
リーゼロッテちゃんは甘すぎるって!!
でも、私とリーゼロッテちゃんはズッ友だよっ!!!
お腹の中は黒くなかったからお友達だねっ!!!」
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
静寂の中、自分の心臓の音だけが大音量で鳴り響いているようだった。
何かが起きているのだろうか?
誰かが何かを話しているのだろうか?
あの、何かのために自分は何をしに来たのだろうか?
呆然と立ち尽くすハルトの視界に何かが映った。
路地の『壁の中から』最初は黒い棒が、次に肘が、遅れて顔、胸、腰、足と全身が、
壁の中から、さも当然のことの様に平然と出てきた。
黒い外套を着ている男は見るだけで大柄な男だと分かった。
百九十センチはある身体に、筋肉隆々の腕には漆黒の大剣を肩に担いでいる。
短く刈り上げた黒い髪に、三白眼の黒い目に、黒い服に、黒い大剣、光まで吸い込みそうな黒づくめの男だった。
男は地面に転がる、ネコミミの女性を一瞥すると不機嫌な声で話し出した。
「珍しく散々やられたみたいだなぁ、サーニャ」
「そうだよ! リーゼロッテちゃんはめっちゃ強かったよ!!
たぶん、ヴォルトと同じくらい強かったよ!!!
私なんか、何回も死ぬと思ったもん!!!
私が死んだらどうしてくれるの! ヴォルトは泣いてくれるの!?」
「俺と同じくらいってことは、そんなに強くねぇじゃねぇか
それにお前の様な腹の黒いやつが簡単に死なねぇよ………」
真っ黒な男は気だるげに、二メートルはありそうな大剣で自分の肩を叩くと、ネコミミの女性サーニャを覗き込んだ。
サーニャは氷が溶け動かせるようになった両頬を膨らませると怒った様に言った。
「ヴォルトは自分を過小評価しすぎなんだよ!
私、ヴォルトより強い人みたことないもんっ!!
あっ、今はリーゼロッテちゃんも居るか」
「俺は自分を強い奴だとは思ってねぇよ
それに既にお前の方が戦闘経験はあるんじゃないか?」
「加護の能力的に私の方が対人戦闘向いているだけだよっ!
ヴォルトの加護良いよねー! あー、羨ましい!!」
「そんな、いいもんじゃねえぞ………
一回石と土を口いっぱい頬ぼってみろ、俺の気持ちが少しは分かる」
ぶっきらぼうに大男が言うと、男は思い出したかのように倒れているサーニャの全身をジロジロと見る。
「にゃーに、見てんですか、ひょっとして私のボディに欲情しちゃいました?
………えっ、まじで?
いつも興味なさげなのに四肢が半分破損した私にですか?
素直に引きます。お腹の中身見せて死んでください」
「ちげぇよ、バカ。お前の様なちんちくりんに興味はねぇよ
ただ、あれだ。お前に渡した俺の葉巻はどこにやった?
ちょっと一服吸いてぇ」
「壁の中で無くしたら困るって預けているやつですよね?
そんなのリーゼロッテちゃんとの戦闘で吹き飛びましたよ」
「ばっ………お前、あれ手に入れるの大変なんだぞっ!
嘘だろ、おいっ!!」
「うにゃぁーーーっ!!!
べたべた触るなぁ! おーかーさーれーるー!!!」
黒い男が白い女に掴みかかり、何かをしている。
ハルトの頭は漠然と目の前のことを認識していた。
視界、音、触感、すべてが曖昧だ。
何の為にここまで来たのだっけ?
自分は何のために頑張って来たのだっけ?
リーゼロッテが目の前で呆気なく死んだとき、ハルトの中で何かが壊れたのが分かった。
ハルトの計画では、金色の騎士を白い髪の女の子と合わせる予定だったはずだ。
その計画が崩れ、自分は呆然と立ち尽くしているのだろうか?
………違うような気がする。なんとなく違うような気がする。
白い女が暴れて、左手で強く黒い男を押した。
黒い男の外套の中からボールのようなものが地面に転がり出た。
赤い布に包まれているソレは、何か重たい物の様だった。
転がった弾みで布の一部がほどけて、糸よりも細い白いふわふわした束が地面を覆った。
ふわふわした白い、毛先の一部がちょっと青いアレは。
――『ソレ』の正体に気付いた時、ハルトの眼に光が宿った。
「あぁぁぁぁああぁああああぁぁああぁぁぁ、お前えええぇぇえぇぇっッ!!!」
絶叫しながら腰の短刀を引き抜き、黒い男に向かって斬り付ける。
狙う個所は体のどこでも良い、何度も斬り付ければ良い。
男が苦しむなら、何だってかまわない。
絶叫しながら飛びかかってくるハルトに、黒い男の動きは俊敏だった。
一直線に突っ込んでくるハルトを大剣の腹の部分で叩き付ける。
ただ、それだけの動きをハルトは避けれない。
強かに顔面を強打し、壁に叩き付けられる。
目の前をチカチカと星が回っている、自分が何をされたのか分かっていない。
それでも、自分が何をすべきかは分かっている。
この胸を突き破りそうな黒い感情に動かされるままに、男を刺し殺せばいい。
地面に倒れ込む体を左手で支え、右手は短剣を持ち、立ち上がろうとして――
――短剣を持った右手を、黒い男に力いっぱい踏みつけられた。
「があぁぁあぁぁぁぁぁぁああぁぁあっッ!!!」
ボキボキと音を立てて、指の骨が折れるのが分かる。
痛さに声をあげて叫ぶ、叫びながら、胸を焦がす黒い感情に突き動かされる。
「――――――ツッっ!!!」
片手を踏みつぶしている、男の足に力いっぱい噛みつく。
一矢報いてやった、っと充実感が満ちる前に、顔を上から力いっぱいに地面に叩き付けられた。
顔と冷たい地面がキスして、見返りに前歯が数本折れる。
痛さに顔をしかめると、今度は腹を蹴られた、蹴られた衝撃で宙に浮いて石の壁に背中から衝突する。
壁から、再び地面とご対面した時、蹴られた腹より腹のもっと奥底が痛いことに気付く。
呼吸が出来ない、口からは血の泡が噴出している。
もう、視界も聴覚も痛みで正常に働いてはいない。
だけど、自分の口だけはうわごとのようにぶつぶつと言葉を発しているのが分かった。
ここまでの流れを汲み取ればその言葉は「殺してやる」だろう。それが普通だ。
でも、不思議なことに違った。
あんなに殺意を滾らせて襲い掛かったのに自分の口は別のことを言っていた。
それなら、なんだろうか?
なるほど、ここまでの自己愛が強いヤガミハルトを見れば、その言葉は「死にたくない」だろう。それで決まりだ。
だが、それも違った。
それじゃあ、なんなんだ。と言われるだろうか、
では、焦らさずに答えを言おう。
ぶつぶつと自分は「なんで、あの子が………」と呟いていた。
なんであの子が、なんであの子が、なんであの子が、なんであの子が、以下リピート。
気が付けば、ハルトは地面を自分の涙で濡らしていた。
それが痛みのせいだったかは分からない。
うわ言のようにぶつぶつと呟くハルトの目の前に、黒いブーツが見えた。
黒いブーツの男は、ハルトのうわ言を聞くと何か呟いた。
「――魔女――だ、か――ら――だ、よ――」
正常に機能していない鼓膜にそんな音が聞こえた気がした。
その言葉を頭が理解する前に漆黒の大剣がハルトの頭蓋を叩き割り、頭の中身と命を地面にぶちまけた。
ヤガミハルトは死んだ――。
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