第4話 廊下スピーチ
ゴツいお母さんにテコテコとついて行く俺の後ろではギルマスがセツカにベタベタしていた。
しかしここは広い。メンバー以前にメイドとやらもよく見かける。豪邸というやつか。
『セッツカーちゃーん!!愛してるぅぅ』
『や、やめてください!//』
『相変わらずお前らは気持ち悪りぃナァ!』
『私をギルマスと一緒にしないでくださいよぉー...』
『セグロ。セツカ様を侮辱するような発言は許さないぞ。そしてポリアフと同じにするな!』
『おいおいシリュウ!お前は別の意味でセリカと一緒になりたいもんな!笑笑』
『き、貴様!今度こそは切るぞ!』
『シリュウそうなの??』(ドン引き)
『セツカ様!、、そういう意味ではなく常にお近くで守らなければ行けない立場でありまして、、』
『嫌っだー!!シリュウのス・ケ・ベ』
『ポリアフー!!貴様は成敗する。』
『きゃー!!にっげろー』
『聖夜くん。ここが会議部屋だよ』
お母さんは男らしい声でそう言った。
やっとついたという感覚だ。
『しかし長い廊下ですね』
『ああ。無駄にな』
『え?...なんで作ったんですか』
『団長が廊下フェチでね...』
『そ、そんなのあるんですか..』
『それもかなりの重症だ..』
お母さんは必要ないほどの力で扉を開けた。
というか、もうお母さんと呼ぶのに慣れてしまった
『団長、セツカがかえってきたぞ。』
団長は赤髪で『柿の真似』というお菓子を食べていた。
『おおー!!無事で良かったよ〜。廊下がね!』
一同・『最低〜』
『嘘だよー!!でもね、強くなりたいのはわかるけど勝手に出ちゃだめだからね』
『はい..。すみません、、』
『しかし、そこの少年は誰だい??』
『セリカ様を、助けた時に拾いました』
『拾ったって言い方は酷いですよー!』
『こうして少年はシリュウの奴隷になりましたとさ。めでたしめでたし』
『なってませんし!めでたくないです!』
『おい団長!!火炙りかギロチンどっちにするか早く決めよーぜ!ナァ?!』
『君達は本当に失礼だなー、、。もし火炙りをしたら廊下にまで火が燃え移るかもしれないだろ??失礼な人達よ。』
一同・『お前が言うな』
『で、本当は?』
割と廊下フェチは重症だ。
そして聖夜は気づいたらこの世界にいた事を話した。
『へー。不思議なもんだねー!』
『自分でもわけわからないですよ、、
まだこの世界のこと全然わからないのでいろいろ教えてください!』
『んーー、、廊下さえ無事なら君の事はどうでもいいんだよね!』
一同・『一回地獄に落ちろ。』
けど実際、団長にはすごいオーラを感じた
水溜りに入ったら世界が変わっているのだが。 jeajin @jeajin
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