第1話 出会いと絶望

『あのー、、大丈夫ですか??』


おれは死んだのだろうか。寒いとにかく寒い

女神の声まで聞こえる


ユニクロ新発売のあったかインナーを着てくればよかった、、、


『女神様僕の死因をおしえてください...』


『えっ?!えっとー、、あのー、、、クマに襲われたとかですかね??!』


『そうか....コンビニの帰りにクマに襲われたのか...』

ん...?世田谷区って熊とか出没したかな..

動物園から脱走とか?




『世田谷に動物園から脱走した熊がいたんだな...』



『はいっ?!えっとー、、あのー、、んー、、世田谷ってなんですか?』


おいおい待てよ。

俺的に渋谷の次に頭に浮かぶぞ。



あれ??



そういえば



思い出した。





『そうだ!!家の前ででかい水溜りがあってそれを飛び越すためにジャンプしたんだ!

そしたら跳ねた水が目に入って....


『その隙にクマに襲われたんですね!!』



.......




.......




『え??あのー、、変な事いいましたか?』


『そして目を開けたら今の状況のわけだ』



とにかく頭が混乱している。

いつも通りコンビニから家に帰ろうとしたら

急に真っ暗になり、気づいたら360°雪山の場所に自分がいるわけだ



『え!!クマ....じゃなくて水溜りに入ったら全く自分が別の場所にいたんですね!!



んー、、不思議ですね...


とりあえず スクド村まで案内しますね』



いやいや展開が早い。まだ状況を飲み込めてない


なにより話しかけてくる子には猫のような耳が付いているのだ。



『おい。まずここはどこなんだ

そして君は誰だ?』



『ここはどこって、、スノーランドですよ??


そして私はセツカと申します!!

ビックリしましたよ、、、急に貴方が倒れていたので...本当に大丈夫ですか??』



まだ情報が少なすぎる.....

一度整理しよう。

今俺がいる場所はスノーランドというらしい


明らかに日本とは空気感が違う。

外国??と思ったが、目の前にいる雪花という少女には猫の耳が付いていた。


まさか異世界??


そ、そんなまさか!!

一度湯船に1分間浸かると異世界に行けると友達から聞いて試したが死にかけただけだった


さすがにないか....



けど、俺はここが異世界であり現実だと確信した。



『熱っ!!なんか急に熱くなってきたぞ?』





え?




『あ、、あれは!!


S級判定のジューク・スカルゴンですよ!


早く、、逃げてください!』



上空には翼の生えた物体が口元から火を発していた。


いわゆるドラゴンというものが




上空から俺を見つめていた

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