第2話 落し物
「すいません。」
交番を訪ねる一人の男、仮にAとしよう。
すると、奥かから、警察官が出てきた。
どうやら、休憩中だったみたいで、寝起き感が半端ない。
この、警察官を仮にBと・・・警察官は警察官でいいや。
「はい、どうしました 今ね立て込んでましたね、できれば手短にお願いしたのですがね。」
「そうなんですか、事件ですか?。」
「事件といや事件です、むしろ事件はもう既に起きていて、何とかしないといけないんですよ。」
「そうなんですね、実は落し物を拾いまして。」
「落し物?、どのようなもので。」
そう言われ、Aは、自分の腰に巻いているものを指さし
「これです。」
「これって、あなた落し物を自分のファッションにとりいれちゃダメでしょ、しょっぴきますよ。」
「すいません、ついあまりにもイカしてたので。」
「しかし、不思議なベルトですね、なんかボタンがついているし、なにかをはめ込む部分もある、〇〇〇ーベルトみたいでね。」
「僕もそう思いました、でもまぁ子供のおもちゃだと思いますよ。」
「そうかもしれませんね、とりあえずこちらでお預かりします。いくつかお聞きしたいことがあるのですが?。」
「はい、いいですよ。」
「まず、このベルトは、どこで拾われました?。」
「詳しい住所は、わからないんですけど目が覚めたら、森の中にいて僕の横にこのベルトが置いてありました。」
警察官は調書をとりはじめる。
「森の中?、目が覚めたら? どいうこと。」
「あのですね、たしかバイクレース場でバイク走らせてたら、黒ずくめの集団に襲われて気づいたら森の中にいたっす。」
「そうなんだ、よくあるよね・・・・ってないわ何、拉致られったってこと、これは派出所勤務には、手に余るなぞ。」
「拉致なんすかね、でも別になんもされてないですけどね。」
「いや、絶対なんかされてる、あのさ、その黒ずくめの集団ってなんかしゃべってた?。」
Aは、思い出す。
「いや、しゃべってはないけど、なにか奇声を発してましたね。」
「なるほど、これ この状況小さい頃、TVでみたな。」
警察官は、ブツブツ言ったあと。
「結論から、言おうこのベルトは君のだ。」
「マジっすか、これ僕の。」
「そうだ、後 君は変身できるはずだ。」
「マジっすか、変身 嘘だぁ、まるで仮面〇〇〇ーみたいじゃないですか。」
「多分、そうだって、やってみ 試しに。」
数時間後
「全然、変身できないですね。」
「そうだね。」
「そういえば、事件じゃなかったんですか。」
「あれね、いいのいいの ドラクエの話だし。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます