井上ゾーン
@inotarou
第1話 自殺
俺は、真夜中の建設中の高層ビルの一番上にいる。
おそらく、まだ建設中だしまだ上の階もつくられるだろうから今のところ今いる場所が
高いだろう。今のところね
色んな、ことが起きもう疲れた全てに、得意でもない酒を飲みフラフラ歩いていたら
この場所をみつけ、真夜中で無人なのに施錠もされておらず、気づいたら中に入っていた。
鉄骨に座り、真夜中の町を見下ろす。
建物のあかりが、ポツポツとみえる真夜中だが、近くに飲み屋街があるからだろう。
まだ、やってる店もある。
「ハァー ここから飛び降りたら一瞬で終われるよな。」
一人、ぼやく
「もし、飛び降りたらみつかるのは、多分 朝になってからだろうなこの辺、人通り少ないしまぁ、第一発見者は、工事関係者だろうな。」
一人おおきく呟く。
「あ、そうだなにもなしに死んでもな遺書くらい書いときたいよな、どうしようか一旦帰るか遺書書きに、でもな面倒くさいよな、特に母ちゃん起きてたら。」
俺は、実家暮らしだ、36歳 会社員 彼女なし貯金はそこそこ
そんなことは、どうでもいい。
とりあえず、コンビ二に行くことにした俺、外にでることにすると顔に灯りを照らされる
咄嗟に顔を隠す。
「そこで何やっての、ここ立ち入り禁止だよ。」
外にいたのは、パトロール中のお巡りさんだ。
「あ、いや あの その ここ 俺んちです。」
訳のわからんことを口走る俺。
黙り込むお巡りさん。
「酷く酔ってるみたいだね、ここは、建設現場 施錠してないのは問題あるけどここは、あなたの家じゃありません、わかる?。」
そんなことは、わかっているし後、俺はそんなに酔っていないでも自殺しようとしていた、というか、まだするつもりだがどうしたものかここは、酷く酔ってることにしてここを逃れるそれしかないだろう。
「そうれすか、すいませんほいじゃ帰ります。」
酷く酔ったふりをしてその場を立ち去る。
「ちょっと待って、一人で帰れる。」
心配そうにお巡りさんが尋ねる。
「大丈夫れす、お疲れ様れす。では。」
敬礼しその場を立ち去る。
「なんか、疲れた今日は、帰るか。」
翌日、建設現場の近くに菊の花が供えられていた。
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