第12話 おこる最悪

信じられない。

全くもって。

お隣さんにあんな醜態を晒すなんて、すぐにでも引越ししたい。


そんな資金ないのだが。


それはともかく、お隣さんのメガネ姿は、隼くんに通ずるものがあった。顔が卑しい感じになってしまう。気をつけなければ、隣で美央がベットを占有して寝てるのだ、何かの拍子で起きていじられかねない。


明日仕事なのだが。

そういえば、明日はゴミの日だ。

先延ばしにするのは良くない。気づいたのなら、早めにやろう。美央が割ったお気に入りのカップを捨てに…


携帯が鳴った。

弟だった。嫌な気を抑え、でる。

「…なに?……えっ?………ちょっと!」

ツーツー

電話が切られた。

両親が部屋に来るとか、今以上にありえないのだが。

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