十九 モルモットだった聖女

 奇跡。

 それは神様が地上にて引き起こす超常の技だ。

 人を救い、世界を救う聖なる現象だ。

 だけど二人いる神様は、そうやすやすと奇跡を行わない。

 なぜなら、神様は人々に試練をお与えになられるから。その試練に、どう立ち向かうのか、どう耐えるのか、見守ってくださるから。

 それは人を成長させるために必要な事。

 だから困難にぶつかった時、決して諦めない事が大切なのだ。

 諦めた者には相応の報いを受ける事になる。

 けれどもしも、人の手に余る試練であった時、打ち克つ事が出来なくとも、耐え忍ぶ事が出来たなら、神様は奇跡を引き起こす。

 そして今やシニャは、奇跡を目の当たりにしていた。

 二人の男女が通りかからなければ、シニャは声を掛けなかっただろうし、声を掛けなければ彼らは教会に訪れる事もなかった。彼らに病の事を相談しなければ、きっと何事もなく立ち去ってしまっていたに違いない。

 これは運命なんだとシニャは思った。



「もしよろしければ、私に治療させてもらえませんか?」

 喜多村由梨江は、シニャが本当に困っているのが見ていられなくて、思わず自分からそう申し出た。

 対するシニャは、半信半疑のようだった。今までこれといった治療法を見出せなかったのだ。信じられないのも当然であろう。それでもシニャは、

「よろしくお願いします」

 と、頭を下げた。

「今からが良いですか?」

 由梨江が質問すると、シニャは考える仕草を見せてから答える。

「お二人は疲れているようですし……明日でお願いします」

「分かりました」

「それでは、おやすみなさい」

「おやすみなさい」

「おやすみなさい」

 ばたり。扉が音を立てて閉まり、シニャは部屋から出て行った。

「……また、同じ病気か」

 稔は独り言のように呟いた。視線は遠く、グリ村の事を思い出しているのだろう。

「流行っているって言っていたけど、伝染病なのかな?」

 由梨江は思案顔で言った。

「どうだろう。少なくとも、シニャさんは何ともないようだったけど」

「でも、潜伏期間があるのかもしれないし」

「そうだな。体質の問題もあるだろうしね。けど、伝染する病気だったら、グリ村の人たちは……」

 稔が心配するような声を発して、由梨江は眉根を寄せる。

「あんな人たち」彼女の声には明らかな怒気があった。「稔を追い立てた人たちなんて、どうなっても、いいよ」

 稔は複雑な表情を浮かべて頬を掻いた。それが彼の優しさであり、由梨江が惹かれた部分でもある。

「でもさ」と、稔は言う。「グリアノスさんとか、村長さんとかも、どうでもいいのかな」

 あ、と由梨江は端と気付く。確かに彼らは稔の味方だった。それなら、病気になって欲しくない。

「そう、ね。確かに心配よね。だけど」

 もう、あそこには戻れないよ。由梨江は力なく呟いた。

「……ああ」

 稔は頷いた。

 杞憂で終われば良いのに。由梨江はそう願わずにはいられない。

 それから、どちらともなく沈黙する。

 ずっと二人でいたから、こうした間には慣れているはずだった。お互いで共有する静寂に心地良さすら感じるほどであったのに、今は気まずい空気が流れている。

 由梨江は今の空気を打破するために、

「……そういえば、メルセルウストに神様って、本当にいると思う?」

 と聞いた。

「んー」稔は考えた後に答える。「わからん。でも、ここはファンタジーな世界な訳だし、いてもおかしくないんじゃないのか?」

「どうだろう。私としては、創作みたいにあからさまにはいないんじゃないかなあって、思う」

「どうして?」

「私たちはワームホールを通じてここまで連れて来られたかもって、前に話したよね」

「ああ」

「ワームホールは色々あるワープ理論の一つ。それはつまり、同じ宇宙上に地球もメルセルウストもある、少なくともそういう可能性があると思うの。もちろん、多世界解釈っていう考え方もあるけど、その場合なんでもありになっちゃうから置いておくけどね」

「……じゃあ、遠い星の何処かに、地球があるかもしれない。そういうことなのか?」

「うん。あくまで可能性の話だけど。でもそうなってくると、月はやっぱり普通の月なんだと思うの」

「じゃあ、神様はやっぱりいないのか?」

「少なくとも、月にはいないと思う。でもそもそも地球の科学でも、神様はいないって証明できたわけじゃないから、もしかしたら何処かにはいるのかもしれないけれど」

「……まあ、そうだよなあ。けど、俺たちは、いつの間にか宇宙人と交流してたってわけか。強制的だけど……そう考えると、なかなかロマンチックだよな」

「うん、そうだね」

 それから稔と由梨江は、二人して遠い何処かへ視線を送った。その視線の先に存在しているかも知れない青い地球について、二人は思いを馳せたのだった。


「それじゃあ、俺は隣の部屋で寝るから」

 稔はそう言い残して部屋から出て行った。

 途端に部屋の中の静けさが増して、物寂しくなる。

 由梨江は彼を引き止めたかったし、実際にここで寝て欲しいと頼んだ。けれど彼は頑に拒んだのである。

 仕方なくロウソクの火を消して、ベッドの布団の中に潜り込む。グリ村のベッドよりも遥かに上等なそれは、とても柔らかくて暖かい。

 こうして一人で眠るのは随分と久しぶりだ。

 けれど何だか背中が物足りない。考えずとも原因は分かっている。稔の背中がいつも後ろにあったからだ。

 私はこんなにも寂しがり屋だったんだろうか。

 そうではなかったはずだ。少なくとも稔が来るまでは一人で寝ていた。地球にいた時も、幼い頃を例外にすれば一人だった。友達と呼べるような人もいなかった。どちらかといえば一人の方が気楽で、誰かと一緒にいる事を好むような女の子でもなかった。

 どうしてこうなってしまったのかと言えば、稔のせいだ。間違いない。

 絶望の奥底に閉じ込められていた時に現れた稔。それからは一人ではなくなってしまった。彼は太陽のような暖かさで、絶対零度にまで冷えきった由梨江の心を暖めてくれたのだ。その心地良さを知ってしまった今、寂しさに耐えるのがつらくなってしまうのも無理はない。

 ああ、だめだ。考えすぎて眠れない。

 だけどこのまま眠れずにいれば確実に明日に触る。そうすると稔が心配してしまう。

 由梨江は目を閉じて、考え事をしないように心がけて、目の前に広がる闇に身を委ねた。

 それからどれほどの時間が経ったのだろうか。

 ぼうっ、とロウソクが闇を照らした。

 いつの間にか人が一人立っている。

 由梨江は身体を起こして、目を凝らした。立っている人物は、ゴゾルだった。

 思わず身体を後ろに動かして、壁に背中を付けた。冷たい感触が肌に直に伝わる。

 よくよく身体を見てみれば、由梨江は何も身に付けていなかった。裸だった。しかもベッドの上にいたはずなのに、いつの間にか木張りの床の上にいる。

 なぜ? どうして?

 由梨江の疑問など知った事ではない、とでも言うように、ゴゾルは愉快そうに口を開く。

「さあ、楽しい実験の始まりだ」

 周囲を見れば五人ほどの男が由梨江を取り囲むように立っていた。その誰もがいやらしいにたにたした笑みを顔に貼付け、ズボンの股間の辺りが不自然に膨らんでいる。

「何をしても良い。壊せるものなら壊してみせろ。大丈夫だ。いくらだって遊べるぞ」

 さあ、やれ。ゴゾルが告げると同時に、男たちが由梨江に近づいてくる。

 由梨江の身体が震えた。男たちの手が伸びてくる。

 地獄のような時間が始まった。男たちは思う存分に乱暴を働く。前も後ろも口も。男の欲望をぶつける対象でしかない。

 由梨江は逃げられない。男たちのされるがままだった。

 首を絞められ、殴られ蹴られ、腕を足を折られる。

 由梨江はサンドバッグで、動くダッチワイフだった。

「お前たち」ゴゾルは男たちの行為が一段落したのを見計らい、悪魔のような提案する。「人が燃える所を見たくはないか」

 見たい! 見たい! 見たい!

 ゴゾルは男たちの合唱に答えるように、右腕を上げて笑う。

「よろしい!」

 中指と親指を擦り合わせて、パチリと音を鳴らす。同時に、由梨江の全身が燃え上がった。

 肌が、肉が、髪が、焼かれて行く。

「きやあああああああああああああああああああああああ!!!」

 ぱちり、と由梨江の目が開いた。

 全身が冷たい汗でびっしりと濡れており、口は酸素を求めて大きく開かれている。ベッドの上の掛け布団は蹴飛ばされて床の上に落ちていた。

 はあ、はあ、はあ。激しく呼吸を繰り返す由梨江は、自らの悲鳴で悪夢から解放されたことを思い知る。

 身体ががたがたと震えていて、とても寒かった。

 由梨江は自分の身体が落ち着くのを待ってから、身を起こしてベッドの縁に座る。

 とても眠れそうにない。

 コンコン。扉を叩く音が聞こえてきた。由梨江は焦点の合わない瞳を扉の方へと向ける。するともう一度、コンコン、と聞こえた。

「俺だ。稔だ。大丈夫か?」

 優しい声がかかったけれど、由梨江は返事が出来なかった。

「入るぞ」

 由梨江はそれにも返事をしなかったけれど、稔は構わず部屋の中に入ってきた。

 彼は由梨江の顔を見るなりぎょっとした。慌てたように近づいて、膝を折り曲げて由梨江の顔を覗き込む。

「大丈夫か?」

 声に反応するままに、由梨江はぼんやりとした視線を稔に向ける。

「稔……」

 そのか細く弱々しい声は、まるで助けを求めているみたいだった。

 稔は彼女の手を柔らかく握る。

 ああ、暖かいなあ。

「夢を、見たの」由梨江はぼそりと話し始めた。「部屋の中に……ゴゾルがいて……でもそれだけじゃなくて、他にも……男の人がいて……」

 ゴゾル、という単語だけで何を見たのか察した稔は慌てて遮る。

「もういい。大丈夫。話さなくても大丈夫」

「うん」

 由梨江は力なく頷いた。

「何か、して欲しい事はないか?」

「それなら、その、一緒に寝て欲しい。そしたら、きっと嫌な夢を見ないと思うから」それから、彼女は自信なさげに続ける。「……だめ?」

「分かった。大丈夫。大丈夫だ。ほら、ベッドの上に寝て」

「……うん。ありがとう」

 由梨江はゆっくりとした動作で、ベッドの上に寝転がった。

 床に落ちている掛け布団を由梨江に掛けた稔は、彼女の隣に潜り込むと、横になって背中を向ける。

 すると由梨江は、目の前にある少年の背中をぎゅっと抱きしめた。彼の背中は角が生えているけれど、とても暖かくて、堅くて、心地が良くて、安心する。

 驚いた稔は、身じろぎを一つするが、何も言わない。

「ごめんなさい……。その……恐くて……だめ、かな?」

 こういうことを避けてきた彼だったから、由梨江は不安そうに謝った。

「……これぐらい大丈夫だよ」

 優しい彼の声が耳の中に入ってくるだけで、気分がとても落ち着く。まるで魔法みたい、と由梨江は思った。

「うん……。ありがとう」

 それから程なくして、由梨江は眠った。今度こそ、嫌な悪夢は見なかった。


 翌日。

 朝食を済ませた二人は、シニャに連れられて奥の部屋に入る。

 ぎっしりと並べられたベッドの殆どは、見るからに体調が悪そうな人たちで埋められていた。それも黒い斑点が身体に浮かんだ人たちで、誰も彼もが苦しそうに呻いている。

「これ、は……」

 由梨江は眼前の光景に衝撃を受けた。ここまでこの病が流行しているとは思わなかった。

「……本当に」震えるような声でシニャは言う。「本当に……治せるんです……か?」

「はい」

 と由梨江は首を縦に振るしかなかった。半信半疑のはずなのに、それでも藁を掴もうとするように目を潤ませて尋ねるシニャを見ると、できないかもという弱気を吐くことができない。

 由梨江は稔を見ると、自信たっぷりに彼は頷いてくれた。それだけで勇気が貰えるからなんだか不思議だった。

 一番近い患者に向かった由梨江は、早速手の平の魔力穴を開いて患者にかざす。ぼう、と手に灯った光が、患者を癒して行く。

 良かった。

 内心、由梨江は安堵していた。自分自身には絶対の回復力を誇る魔法であるが、他者に対しても同じように発揮するのかと言えばまた別の話だった。確信を得るほど実験を行っていなかったのもある。思えばあの場所ではそこまでしていなかった。


「……すごい」

 シニャは口元を手で覆って感嘆とした声を上げた。

 一人、また一人と由梨江は治療する。

 それは何もかもが神父様とは違っていた。何をしても消えなかった斑点が、驚くほどの早さで無くなって行く。しかも一人一人に魔法を施す時間は、神父様よりも速いのだ。

 信じられない思いだった。何をしても効果がなかったのに、たった一人の回復魔法で、今までの苦労が嘘のように、あっさりと病が治っていく。

 奇跡。今、まさに奇跡を目の当たりにしているんだ。

 シニャの目から一筋の涙が流れた。

「ああ……メルセル様……ウスト様……」

 あかぎれした指を絡ませるように両手を組んだシニャは、感極まった様子で天に向かって神様の名前を唱えた。

「感謝、いたします」

 この運命に。


 治療が終わった。

 横たわっている患者たちは心地良さそうに寝入っている。

 由梨江は稔とシニャがいる入り口付近へ戻った。

 すると、シニャは膝を突いて、まるでそこに神様がいるかのような祈りの姿勢を取る。由梨江の困惑を余所に、彼女は静かに声を出す。

「……聖女様。ありがとうございます」

「え?」

 由梨江は思わず驚きの声を上げて、傍らに立つ稔を見る。彼は頬を掻きながらそっぽを向いていた。

「せいじょ、さま?」

 視線をシニャに戻した由梨江は、おうむ返しに尋ねた。

「はい」とシニャは言う。「あなた様が先程起こした奇跡。それは正に、メルセル様とウスト様が、私たちにもたらして下さったもの。あなた様は神に愛された聖なる御方、すなわち、聖女様であらせられます」

「そんな……そんな大それた事……」

「もちろん、私めにそのような事を決める権限はありません。ですが、ですがあなた様は、それだけの尊き行いを為したのです! 私にとってあなた様は、奇跡を為した聖女様なのです!」

 感極まった様子でシニャは由梨江を讃辞した。その真っ直ぐに由梨江を見つめる彼女の瞳は、穢れのない輝きで満ちている。

 由梨江は複雑な気持ちだった。この回復魔法は、神様にもたらされたものでは断じてて違う。人を人と思わない悪魔の如き人間が、相手の事を一切考えずにただ己の欲望のために外法の技術で与えた魔法だ。

 だからこそ、由梨江は真っ向から否定したかった。

 聖女なんかじゃない。そんなに良い物じゃないの。欲しくて手に入れた力なんかじゃないの。こいつのせいでどれだけの地獄を味わったと思っているのよ。

 そう叫んでやりたかった。

 けれどシニャの純粋無垢な視線に射抜かれて、由梨江は言い出す事が出来なかった。

「シニャ……さん」さすがに稔は口を出す。「その、由梨江は疲れています。なので、休ませて上げて下さい」

 はっとしたシニャは、バツの悪そうな顔をした。

「あ、ごめんなさい。私としたことが……。聖女様、お許しください。どうかゆっくりとなさってください」

「い、いえ」

 歯切りの悪い由梨江を庇ったのか、稔は素早く割り込む。

「では、俺たちは昼頃に出発します。それまで、できれば部屋に来ないでいてもらえると有り難いです」

「……分かりました」

 シニャは他にも何か言いたそうな顔をしながらも、稔と由梨江が部屋から出て行くのを黙って見送ったのだった。


 昼より少し前ぐらいの時間になった。

 晴れやかな空が広がり、白い雲がまだら模様を作っている。穏やかな風が草原を撫でて、黄緑の波を立てていた。

 稔と由梨江は教会の外に出て、帝都へと続く街道を眺めながら、爽やかな空気を吸い込んだ。

 不意に教会の扉が開いた。中から出てきたシニャが、とたとたと軽い足音を立てて駆け寄って来る。彼女の両手には籠がしっかりと握られていた。

「もう行くんですね」

 軽く息を弾ませて、シニャは残念そうに言った。

「うん」と、相変わらずフードで顔を隠している稔は頷く。「泊めてくれてありがとうございます」

「気にしないで下さい。それにお礼を言うのはこちらです。あなた方が来てくださったおかげで、沢山の人の命が助かりました」

 シニャがちらりと由梨江の顔を窺うと、彼女は視線を逸らす。

「あーその、さ」稔は頬を掻きながら説明する。「由梨江は、聖女と呼ばれるのを良く思っていないみたいなんです。だから、言わないで貰えると助かります」

「それは……どうしてですか?」

 シニャは由梨江がそんな風に思っているとは思わなかったらしく、本当に理由が分からないようだった。きょとんとした表情で稔を見返してくる。

 だからと言って本当の事を言うわけにはいかなかった。

「……込み入った事情があって、あまり目立つのは控えたいんです」

「そう、でしたか」

 シニャは簡潔な説明に納得しているように見えない。表情から不満が読み取れる。聖女と呼ばれるのはきっととても名誉な事だと思うが、それでもその称号は、二人にとって身に余るのだ。だからそっとして欲しいと、稔は心から思う。

「お二人は、何処に向かっているんですか?」

 そうシニャは聞いてきたので、稔は答える。

「帝都です」

「それでしたら、途中でベネトと言う町があります。今から行けば、おそらく夕方ぐらいに着くでしょう。紹介状を書いておきましたので、よろしければベネトの東にある教会に泊まって下さい。もちろんお代はいりません」

「いいんですか?」

「はい。それと」と、シニャは手に持っている籠を掲げて見せた。「お弁当を作っておきましたので、道中で食べて下さい」

「何から何まですみません。ありがとうございます」

「いいえ、気になさらないで下さい。せい……由梨江様が行われた事へのお礼は、これでも足りないんですから、本当に」

 それから簡単な別れの挨拶をしてから、稔と由梨江は教会の敷地から出たのだった。

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