応援コメント

第22話」への応援コメント

  •  私は細かい所に関してはハッキリとした何かがあるとは思っていませんでしたが、最初の方から違和感はあったんですね。
     これはまず設定段階の事なのですが、魔族は人よりも寿命が長いのに、いい具合に同じような年頃の親子になったなぁって事ですね。
     ただ、これはたまたまでも通るんです。その先で、じゃあ二世代前の魔王は? と疑問に思ったのが最初でした。
     しかし、そこに設定の破綻がないので、上手く話しが流れて行っていたと思います。
     怒涛の展開が格好よかったですし。
     さて、いよいよラストですね。
     

    作者からの返信

    お、違和感がありましたか。
    そこも仕掛けていましたので、気付いて頂いて嬉しいです!細かいというか、結構さらっと流してしまいそうな仕掛けだったので(笑)。

    設定に破綻が無かったと言って頂けて何よりです。ホッとしました。
    最後のクライマックスは、結構加筆修正を繰り返した場面なので、本当に良かったです!
    クライマックスが盛り上がらないと、やはり尻すぼみになってしまいますし。ホッとしました(二回目)。

  • 怒涛の展開でした……!

    ハウエルは酷い人ではありましたが、初代魔王の考えに影響され、それを信じきってしまったようにも思えますね。そう考えると、カーティウスは素晴らしい人です。今回は元魔王の横暴でしたが、これが元勇者などだったら大変でした……。

    しかし、敢えても命は奪わない、そして勇者としての信念を貫くアリスくんは流石です。最初の頃は心が痛かったクレスへの叱責が、こんなにも熱い言葉に変わるとは!

    変わる事を選んだ先代勇者と魔王、それを受け継ぐ事を決めた現勇者と魔王、それを影から支える騎士達と執事、そして善き理想を夢見た人間と魔族達──。多くの人が関わり合って初めて、何かを変える大きな力を得る事が出来るのでしょう。その関わりを無下にした者に、その力を得る事など不可能です。

    ……初代魔王は何の為に人間を滅ぼそうとしたのか、結局それは分かりません。自分で考える事が大切なのでしたら、こんな見解を出してみます。「魔族の生活の安定と、繁栄の為」。初代魔王は民を心より愛したと見ます。だからこそ、何らかの理由で、人間の存在が脅威となってしまったのでしょう。よって人間を滅亡させようとした。これは民との関わりを持ち、それを思った結果であると。

    だからそれは、自分の息子にまで受け継がれたのでしょう。人間達を思い、滅ぼす事は望まなかった勇者に敗れたものの、民を思う魔王の思いは、息子に受け継がれるという大きな力となったのでしょう。しかし、その息子がダメだった。息子は人との関わりを尊重しなかった。だから彼の息子は、自分とは異なる考えを持つようになった。そして同じ事が、人間サイドでも起こったのでしょう。

    長々書きましたが、あくまで予想です。しかし、こういった事を考えさせられるお話だったと感じました。

    アリスくんとクレスちゃんが築いていく世界がどんなものかを、私が知る事になるのかは分かりませんが、闇の中で光を掴んだこの2人であれば、きっと光の中に世界を導く事が出来るでしょう。

    本当、過去最高に長いコメントですが、本当に言いたい事はこれだけです。

    素晴らしい!

    作者からの返信

    読んで下さってありがとうございます!
    怒涛の展開を一気に読まれた様で、嬉しく思います。
    しかも、こんなに素敵な感想まで頂けまして、やり切った感でいっぱいです!(まだエピローグが上がっていない)

    アリスの心の変化が上手く伝わったなら良かったです。
    もう、未だにこれで良かったのかとか色々考えてしまうので。
    井上さんには、周りのキャラのことも気にかけて頂いていたので、本当に嬉しいです。

    ハウエルさんは典型的なというか、魔王の在り方に疑問を持たなかった人とも言えます。
    先代や現代の様に、思考しなかった結果がああだったということになるのかもしれません。
    元勇者が暴走していた、ら、……。
    ……それも面白いお話だったかもしれませんね!(笑)

    初代の考察もありがとうございました!
    答えはもちろん明かしませんが(笑)、色々見て下さっているなあと思いました。
    初代の時代の理由を敢えて明らかにしなかったのは、やはり想像をして欲しかったからです。
    物語が勇者サイドと魔王サイドで少し違うのも一応理由はありますが、アリスが言った様に、それぞれが読んで感じ取ったのが、その人の回答だと思うので。

    もし私の気力が続けば、ぼちぼち短編でも続編でも書けたらなあと思います。
    その時はまたお付き合い頂ければ幸いです。

    もったいないお言葉ばかり本当にありがとうございました!
    あまりに恥ずかしすぎて屈伸運動をし続けたいです。