あの素晴らしい生活をもう一度(要するに何も変わっていない)
18 愛が止まらない!
萌神「わたしはしょうきにもどった!」
雄常「はぁ」
萌神「私はついに悟ったぞ! お前が一体何に弱いのかを!」
雄常「はぁ」
萌神「お前はアレだ! 愛する側よりも愛される側だったわけだ!」
雄常「はぁ」
萌神「愛する側と愛される側、どちらが好きか? この疑問は100人に聞けば100通りの答えが返ってくるだろう! それほどまでに人類の心を千々に乱す究極の選択! そしてこれに関して議論を始めれば3日3晩続けても終わらない、まさに
雄常「はぁ」
萌神「思えばこれまで私は追われる側でしかなかった! お前に追わせるように、追ってもらえるように、と自分を見せてしかいなかった! これではダメだ! 欲しいものや求める者を待っているだけで手に入るなどありえない!欲しいものは、自分の手でつかみ取っていくものなのだ!」
雄常「はぁ」
萌神「それにお前はこれまでの数々の萌えにも反応しなかった! ありえない! こんな可愛い私のアピールになびかないなど! それを思考したとき、たどり着いたのだ! お前は追う恋よりも追われる恋が好きだったと! 故に何の反応も返さなかったのだ! だからこそ受けるがいい! 愛の告白の数々を! それによって、萌えよ剣!」
雄常「俺剣なんて名前じゃないけど」
萌神「雄常、好きだー! 雄常! 愛してるんだ! 雄常ー! いや、好きってもんじゃない!」
雄常「心は読まれてないからそんな告白いらないぞ」
萌神「雄常、お前が好きだ! お前が欲しい!」
雄常「デビルガンダム細胞に犯されてはいないぞ」
萌神「この気持ち……まさしく愛だ!」
雄常「ハムは好きだけどそれは食べたくないなぁ」
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