第2話 忌まわしき生贄の迷宮

カゲヨシの目の前には。

大きな鉄の門があり

その門の後ろに

大きな扉がある

そう。カゲヨシは、

最下層にして最強の

ダンジョンの上級モードの

前にいる。

なんとなく薄暗い感じの雰囲気が

クリア不可能と物語っているように思える。


「ふふ…ここが最下層にして最強のダンジョンか。最強のプレイヤーの僕の前では

どんなダンジョンも。 弱者と同じだよ」


そう思って 大きな扉を開けると

まず最初に。 出てきたモンスターは

ジャッカルと言う名前のこのダンジョンにいすくう 忌まわしき 戦士たち。

このダンジョンの物語には忌まわしき迷宮の

宝に目が眩んだ 戦士が宝を次々に奪うと

戦士たちは 自分の輝きを犠牲にし。

さらなる輝きを求めたため…

黒く醜くなってしまったと言うストーリーだ


「ふふ 強そうだね

でも…

君みたいな雑魚。

剣を使うまでもないよ…」


「暗黒魔法… レビラリアス!!」

頭の中でスペルを唱える

範囲魔法だ。

忌まわしきジャッカルたちがバタバタ倒れて行く。

彼がなぜ剣を抜かないか…

その剣は。 レア中のレア武器で

切った相手が化け物なら

一瞬で廃と化す。


人間なら、継続ダメージを与え続け。

立っていられないくらいになった途端

毒が発生し プレイヤーの体に

素早く広がり

死に追いやる。

と言う

悪魔のような剣だ

名を シャドールカイン。

おそらくカゲヨシが

この剣を抜くことはないだろう

そう思いながら背中に背負っている

自分の器を撫でた


そして、改めて前を向き

歩き出す。


数々の雑魚モブを倒し続け

ついにカゲヨシの最初の冒険の

最初のボスと相見える瞬間が訪れる


ボス部屋の扉を開けてすぐに

異変に気付いた


「あれ?おかしいな普通ボス部屋ともなれば

少し変わったBGMや

ボスの咆哮などが聞こえるはずだけど」

ボス部屋の中を見回すと

1人のプレイヤーらしき人影が見える…


「やぁ 見ての通り ここはもう狩り尽くしたよ 最強の この俺がね」


「最強だと!?」



To be continued…

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