俺の周りにはおかしな奴らしかいない

第5話壊滅！？みんなのあだ名

「今日も元気に部活を始めよう！」

また憂鬱な時間が始まった。

女子2人が入部し、数日がたった。

2人もなぜか、もうなじんでいる。

「今日はみんなの仲を深めようと

思う！」

張り切っているのは大輝だけである。

「なにをするの？」

永峰さんが聞いていた。

「ゲームとか？」

大人数でできるゲームあったっけ？

「誰か持っているものをだせ！」

「…」

ぼっちの集まりの部活でそんな者があるはずが無い。約1名は人気だが、

この反応は持ってないな。

「じゃあお互いをニックネームで呼ぶのはどうでしょうか？」

「お！それいいね。」

「私は三夢だからみーちゃんとか呼ばれてたけどみんなは今までどう呼ばれてたの？」

「俺は特になかったな。」

大輝が答えた。いやお前はあるぞ。

ゲロだと思ったかい？こいつのあだ名は

暗黒騎士だ。もちろん、バカにして付けられたものだ。よく分からん小説を書き、誰かに渡したもののそいつにバカにされた。その小説が暗黒騎士ものだっただとか。

「うははは！俺は闇の住人とよばれてい

たな！」

義空何を言っているんだ。お前のあだ名は、スノーマンだ。クールとか自分で言っていたのもあるが、それだけじゃない。奴の髪に問題がある。ふけが多い。

そう積もっているのだ。雪が。

もちろんいつも積もっている。

誰だか知らないが、ふけを雪に例えて

雪が積もっているとか言い出した。

だからスノーマンである。

「俺は顔をみればわかるだろ。」

トーマスは、自覚していたようだ。

「私は幸ティーです。」

なんでこの部活、頭の中お花畑なの？

幸ティーとか呼ばれてるの聞いたことがない。お化けみたいな見た目だから

オバQだ。全く誰がつけたんだほんと。

みんな変なあだ名ばっかだな。

付けたやつもセンスあると思うが。

ん？そこの君、疑問でもあるのかい？

俺のあだ名は何だったかだって？

あまり思い出したくないが言おう。

俺はなぜか、かりんとうまんじゅう

とか呼ばれていたな。

学校で撮られた写真の俺の顔が

黒光りしていて、かりんとうまんじゅうみたいだったからだ。

なんていうあだ名だ。

「やっぱり普通に呼ぶのがいいね。」

へ？おいっ！さっき俺が自分のあだ名まで公開してそれはねーだろ(╥_╥)

またくだらない会話で部活が終わっていく。