第2話ラブコメなのにヒロインがいない!?

「今日は会議をやる!」

また大輝の頭がわいたのか?

「いきなりどうした。」

俺がつっこんだ。

「この部には女子がいない!

だから女子を入部させよう。」

「いやこの部で女子とか

絶対無理だろ。」

俺が反論する。まず女子が入りたがる部活ではない。あいつら、この部の別名

知ってんのか。

この部はメンツがメンツのため

オワコン部とも呼ばれている。

「だからそれを考えるのが今回の会議

だ。 そしていっぱい女子を集めるの

だ!」

お前からは離れていきそうだがな。

そんなことを話しているとドアが開いた。

「女子か!?」

「ん?どうした俺だぞ」

「なんだ綾汰か。」

今入ってきた彼、

彼の名は戸間子綾汰(とます りょうた)

彼を初めて見た時俺が思ったこと

それは顔がでかい!それに平たい!

いわゆるトーマスだ。名前も、とますで

狙ったとしか思えん。笑わないように注意だ。もしあの年末のテレビ番組に登場したらと考えると恐ろしいな。

「それで何やってんだ。」

「会議だ。」

「なんのだよ!」

「女子が入るための作戦だとよ。」

さっきまで静かだった義空が口を開いた。いるの忘れてた。

「それでだ。俺はなにか入部特典を付けるのがいいと思う。」

「何をつけるんだ。」

「俺のサインとか。」

「お前正気か?」

サインとかボツになる候補no.1だろ。

それ出すとかさすが大輝。つかそんなん出したら女子が逃げる。ゲロ吐いた奴のサインなんてゴミ以下だろ。

「無難に貼り紙でいいんじゃないか。」

「それだーー!!」

いや最初に思いつくだろ。ほんと大丈夫か、この部活。

貼り紙を貼り終え、部室に戻ってきた一同。来るはずがない。

「とりあえず明日だ!」

次の日

来るはずがない。

オワコン部に入りたい奴なんて正気とは思えない。←じゃあお前は何なんだよ。

「ガチャ」

ドアが開いた。まさかの来るのかよ。




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