第3話
「おはようございます。他店から来ました。原田岬です。」
早朝の午前六時三十分を少し過ぎた頃約一時間半かけて自転車を漕いで到着した。もうすぐ年が終わるということもあるからだろうか、自転車で一時間半漕ぐのも少し辛く思えていた。
「あー、魁斗の彼女?よろしくね、俺、議長の店長してる山田よろしく」
「はい!よろしくお願いします…」
山田さんと話しているとなにか自分の体はに違和感と山田さんが笑いをこらえているのがわかった。
「うーん、やっぱりでかいなー岬ー、もっと揉んでもいい?暖かいー」
私は少し落ち着き、回し蹴りを私の胸を好き放題揉む奴にいや。さっき山田さんが言っていた彼氏に回し蹴りを食らわす。マンガやラノベなら避けてやめろよーみたなことがあるが、すみません。私の彼氏とてもとても、弱いんですよ。
「ぶへっ………」
よし、これで平和は守られた。
「山田さん、揚げ物どの位作りますか?」
「原田さんてw凄くねw容赦ないw」
「容赦?ありますよ?」
「魁斗……めんね?…」
魁斗は凄い速さで死人から戻っていた。
「岬ー、ひっどいなー、」
「酷いのはどっちだ。更衣室で早く着替えるよ。」
「へーい」
更衣と言っても羽織るだけなんですけどね。真横で上着を脱いでる魁斗、傍から見れば痩せてるイケメン……なのに…
「岬えっろ………ねぇ、バイト前にキスしよ…俺我慢できないんだ…」
「いや、バイトする……」
よと言いかけた時には既に口を塞がれていた。狭い更衣室の中で口の中の水音だけが聞こえる。
「かいひょ……バイト……」
「はぁ……仕事馬鹿なのもいいけどもっと彼氏に優しくしろよ……でも、岬エロい顔してる、もっとて顔、本当、キスには弱いな。」
意地悪そうに言う魁斗、こうなるから、魁斗とのバイトは嫌なんだー
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