第6話 工作活動

 第一回作戦会議の後、とんでもない事態になった。なんと部活の顧問、竹山先生がこちらの味方につくということだ。更に俺達の活動が何者かによって、監視されているということだった。

 なので、皆はLINEを使うようにした。

 グループ内での会議を第三者に見られないようにするためである。

 そして、その中に竹山先生も加わることになった。

 そして俺達は、LINE上から工作活動を始めた。そして、竹山先生からある事実を聞いた。黒幕は井田をはじめとする体育教師陣で、そいつらによる組織ぐるみの圧力に、それ以外の教師陣が乗っ取られているとのことだった。

 しかも、ある噂を竹山先生から聞いた。

「井田はこの学校を乗っとる事によって、この学校のバックについている、宗教法人から独立し、暴力団と契約を交わすのだと。」

 俺達は、SNSを巧みに使って、匿名でこの事実をバラまいた。

 SNSは瞬く間に拡散され、大炎上となった。

 俺達の最初の工作活動が最初の成果を上げたのだ。

 そして匿名だったが、ある一部の生徒からこの情報が漏れて、俺達HSROは、生徒の間から注目されるようになっていた。

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