第4話 第一回作戦会議
俺を含めたイツメン7人は、水曜日の放課後に学校から割りと近いコミュニティセンターで集まった。
こういうときに、しゃしゃり出るのは、たいてい金谷だ。
金谷は皆の顔を見渡して、話を始めた。
「これから第一回作戦会議を始める。
議題はこれからの活動内容について、役員の選出、チーム名の決定の3つだ。まずは、チーム名を決めよう」
「それはHSROなんてどうかな?HighSchool Revolution Oganization(高校革命団体)の略で!」
さすがクラス1の秀才、岩井だ。
ネーミングも格好いい笑。
これはどうだろと思い、皆を見渡すと皆賛成しているようだった。
「何か意見はある??」
「ない!!」
「では、賛成の拍手をお願いします。」
こうして、俺たちはHighSchool Revolution Oganization(高校革命団体)、略してHSROと名乗ることになった。
「次は、リーダー選出になります。推薦式もありです。各部署でリーダーを決めよう。」
「全体は金谷でよくないか?」
山川が言った。とりあえず、全体のリーダーは、金谷に決まった。その後の結果として、
交渉リーダーが岩井、情報収集リーダーが榊原、工作リーダーが工藤、実力行使リーダーが俺となった。交渉がもし、決裂した場合の実力行使を見据えてのことだった。ともあれ、一応の体制が整った。
「これからの方針として、今学期末に行われる生徒会役員に慎二以外を当選させよう!」
こうして、俺たちの学校改革が始まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます