第4話 第一回作戦会議

 俺を含めたイツメン7人は、水曜日の放課後に学校から割りと近いコミュニティセンターで集まった。

 こういうときに、しゃしゃり出るのは、たいてい金谷だ。

 金谷は皆の顔を見渡して、話を始めた。

「これから第一回作戦会議を始める。

 議題はこれからの活動内容について、役員の選出、チーム名の決定の3つだ。まずは、チーム名を決めよう」

「それはHSROなんてどうかな?HighSchool Revolution Oganization(高校革命団体)の略で!」

 さすがクラス1の秀才、岩井だ。

 ネーミングも格好いい笑。

 これはどうだろと思い、皆を見渡すと皆賛成しているようだった。

「何か意見はある??」

「ない!!」

「では、賛成の拍手をお願いします。」

 こうして、俺たちはHighSchool Revolution Oganization(高校革命団体)、略してHSROと名乗ることになった。

「次は、リーダー選出になります。推薦式もありです。各部署でリーダーを決めよう。」

「全体は金谷でよくないか?」

 山川が言った。とりあえず、全体のリーダーは、金谷に決まった。その後の結果として、

 交渉リーダーが岩井、情報収集リーダーが榊原、工作リーダーが工藤、実力行使リーダーが俺となった。交渉がもし、決裂した場合の実力行使を見据えてのことだった。ともあれ、一応の体制が整った。

「これからの方針として、今学期末に行われる生徒会役員に慎二以外を当選させよう!」

 こうして、俺たちの学校改革が始まった。

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