第183話 最悪の事態
鈴木さんはカラオケに夢中で、僕に行け行けと手で合図している。
この子は日本に来たばかりで日本人に抱かれるのは初めてだと言う。ちょっと高いが三万円で遊ぶ事になった。
言われる通り店を出ると、タイ人の女がホテルまでの道案内でついて来た。日本語が達者で、相当稼いでいる感じがした。
僕の相手はカヨと名のった。ホテルに入ると僕が先にシャワーを浴びた。風呂から上がると鈴木さんから電話が入った。
カラオケ代が無いとガンガン怒っている。
僕がカラオケ代を出す約束をしていたのだ。女に持たせろと言われたが、僕も三万円の遊ぶ金とホテル代でお金が無い。
後日、僕がお店に支払いに行くと言う事で話はついた。
遊ぶ時間は二時間だ。僕は酒に酔いアレが立たない。僕は頑張って励んだが最後までいかなかった。気が付くとゴムが取れて無い。
危なく中に出す所だった。僕はカヨを帰し明日は、仕事休みなのでホテルに泊まった。
鈴木さんがカラオケ代を出していれば悲劇は起こらなかっただろう。
一度だけのつもりが、翌週末にお金を返しに行く事になった。鈴木さんが僕を社長の弟でお金持ちだと紹介した為、女に目を付けられたのだ。
個人的に会って欲しいという。
カヨは日本語が全く話せず、タイ人の女が間に入り通訳していた。チップを弾むと女たちはエスカレートしてきた。
カヨは引っ越しをしたばかりで、家電製品が欲しいのでついて来て欲しいとタイ人の女を通して言ってきた。
その家電製品のお金を僕に全部出せと言うのだ。
タイ人の女は、カヨを僕の愛人にしようとしていたのだ。セックスは一回三万円でホテルまで指定してきた。
高級時計と指輪を買い総額で八十万円くらい使った。
遅すぎるが家電製品を要求されて、自分の愚かさに気が付いた。
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