第160話 僕の事業計画
そんな時、僕は密かに会社を立ち上げる準備をしていた。
ガオの社員である中村に一緒にやらないか誘った。経営計画書を作成して日の出屋がお世話になっている税理士に密談する約束をした。
ある時、テレビで女子フィギアスケートのSさんが、現役続行の為スポンサーを探している事を知った。
僕は、Sさんのホームページにアクセスして、スポンサーになりたいと伝え、僕の会社設立の予定と経営計画の事を書いて送った。
後日、Sさん本人からメールが届いた。「お互いに頑張りましょう。後日、代理人から連絡が行きますのでお話しください」そのような内容だった。
代理人から連絡が入った。年間二千万円、四年後を目指すので八千万円かかると言われた。
僕には根拠のない自信があった。
中村との打ち合わせに、横浜の伊勢崎町にあるサウナにした。この近くに通称「親不孝通り」がある。
二十代の頃悪友に誘われて黄金町のガード下にある赤線地帯によく遊びに行った。堀之内のちょんの間より規模が大きく感じて賑わっていた。その流れで親不孝通りの風俗街にも良く行った。
現在は黄金町も一掃され新しいビジネスが展開されている。
サウナで中村に会い打ち合わせをし、中村は了承した。
打ち合わせを終わらせると僕がお金を出し、風俗店に入り中村と遊んだ。
兄とは喧嘩別れになるかもしれない。
一緒に頑張ろうと僕の覚悟を伝えた。
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