第23話+a 最強の男
その場所は荒廃していた
元は自然豊かな場所であったと想像出来るが、今となっては木々が根元からへし折れ地に茂る草花は焼き焦げている
外界には魔物が存在するが、その魔物にも危険度がある。危険度は10段階で評価され、例えば危険度1であれば大型犬と同じくらいの強さだ。犬と違うのは魔力を帯びている事くらい
しかし危険度10の魔物が出現した場合はその場所のように荒れ果ててしまう
そんな場所に座っている命知らずの1人の男がいた
「これはまた酷い有様だ」
この場の惨状を見て男が呟いた。その服装が軍服である事から軍人であることは分かるが、軍の人間は普通部隊を組んで複数人で任務に当たる。しかしこの男はたった1人
(団長、聞こえていますか?)
「あぁ聞こえてるよ。どうした?」
男は軽い口調で部下からの念話に答える
(団長宛に秘匿回線で魔導通信が届いてます。送り主はスカル・デスギア…知ってる人ですか?)
「俺は今すぐ帰るから、その通信の内容は絶対に読むなよ。絶対だからな!」
(えぇ、どういう事ですか?団…)
男は念話を切ると、座っていた物から飛び降りその場から立ち去る
男が去ったその場には、巨大な魔物の死体が転がっているだけだった
序列16位の魔法教師 リン @Rinsyousetutoukosuru
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