空手すげぇ!としか言えぬ。神速の正拳がごとき圧倒的パワーワードに酔う!

小説を読む時間が惜しい・忙しいという方もいようが、
まずは本文リンクをクリックされよ。
圧倒的な疾走感、きっと時間など忘れるだろう。
事実、1話読了に飲み物を一口・タバコを一口以上の時間はかからぬ。
この作品には飲み物もう一口、タバコもう一口を忘れる強い魅力があるからだ。
私のタバコは一口吸ったのみで、数話読了後にほぼ燃え尽きていた。

相手が魔人であろうとミノタウロスであろうと空手で必殺
今拝読している重装騎士など、「4tトラックと立ち会う」事に比べれば余裕であろう。

肉体の信望者である主人公は真の勇者であろう。
ゲームのファンタジーに慣れた者には違和感があるかもしれないが、勇者とは己の力で戦う漢だ。
ゲームにありがちなチート(勇者専用武器等)を与えられたファンタジーヒーローなど及ぶべくもない。

彼のメインウエポンは鍛え抜かれた拳だ。
身に纏うは空手着のみ。
勇者の剣?究極魔法?そんなものいらぬ。
鍛え抜いた拳と筋肉がある。
甘ったれたRPGファンタジーを粉砕する、真摯に己の武道を貫く勇者である。

なお、小説的にショートストーリーとしての完成度が抜群。
筆者の腕も神速の正拳といえる切れ味だろう。

さして時間はかからぬ。騙されたと思って一読をお勧めする。