第56話

瀬戸内

いい返事だ。

じゃあこれからもよろしくな!


清宮

はいっ!



今岡

・・・。



瀬戸内

じゃあまた明日な。


清宮

はい。



今岡

清宮ちゃん。

ちょっといいかな。


清宮

はい、いいですけど何か?


今岡

田畑の事なんだけど。


清宮

はい、田畑先輩が何か?


今岡

実をいうと田畑が中学の時に独裁的なやり方をしていたのは当時の副部長の蜂峰に脅されたからなんだ。


清宮

えっ!?

その話、本当なんですか?


今岡

うん・・・。


清宮

その話、詳しく聞かせてください!




今岡

という事でね…。


清宮

そんな・・・。

それじゃあ何故もっと前に言ってくれなかったんですか!?


今岡

以前にその事を言っていたら多分納得しなかったと思うんだ。

でも、今回の劇を経て田畑へのイメージが変わらなかったかな?


清宮

そうですね、今回の劇から見るに田畑先輩が高校になって改心したわけじゃなくて中学の時から今回のような劇をやりたかったように思えます。


今岡

わかってくれたみたいだね。

類がやりたかった事を。


清宮

・・・はい。


私・・・田畑部長の所に行ってきます。


今岡

・・・うん。





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