第34話

清宮

すみません・・・みっともない姿を見せてしまって。


月並

いいのいいの!

気にしなくて。

誰だって弱い所はあるもの。


清宮

はい・・・。

ありがとうございます。

では休憩が終わるので私はこれで。


月並

清宮ちゃん!


清宮

何ですか?


月並

今日一緒に帰らない?


清宮

えっ?

確か月並先輩はいつも、瀬戸内先輩と間宮先輩と3人で帰ってますよね?

大丈夫なんですか?


月並

1日くらい大丈夫だって!

清宮ちゃんは私と帰るの嫌かな?


清宮

いえ!

そんな事はないです。

一緒に帰りましょう!


月並

なら良かった。



ー部活終了後ー




月並

明里ちゃんとの関係は今どうなっているの?


清宮

中2になるまではあまり話せませんでしたが、少しずつ関係は戻りました。


ですが、傷は癒えないままです・・・。


月並

・・・そっか。


清宮

月並さん。

何でここまで付き合ってくれるんですか?


月並

それは・・・先輩としては当然のことだし、それに・・・



私、清宮ちゃんの事が好きなんだもの。



清宮

・・・


月並

清宮ちゃん?


清宮

・・・すみません。

また涙腺が・・・。


月並

えっ?

大丈夫!?





ー清宮は今まで我慢した分だけ泣いた。そして、月並は清宮の肩をポン、ポンと叩きながら励ました。そして2人は少しずつ家路へと向かっていったー



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