128冊目 かわいいっていったら、かわいい
どうも、吾輩です。
最近腐女子らしいことをあまり書いていないので、危機感を覚えています。
66冊目 「かわいい」を信じるな でも言及したとおり、かわいい・かっこいい容貌は好きになるきっかけを作るという点において強力である。事実、抜きんでた美系キャラの人気はえげつないほどである。皆面食いなんだ。
そのうえで受け手好みのエピソードが追加されていけば、もういろいろと盤石であろう。
何はさておき吾輩の歴代推しを思い浮かべてみたのだが、これだけかわいいかわいい言っているくせに、顔がかわいいキャラが1人も思いつかないのだ。
いや、マジで。
このエッセイの連載初期に頻出していた、ショッカーのゾル大佐。いい男だが外見上のかわいらしさは一切ない。むしろ怖い。軍服フル装備に、眼帯。中身がかわいい女の子や100歩譲ってショタだったら「そういうキャラ」として可愛いのだろうが、まあ、うん。おじさんなんだ。威圧感すごいんだ。
最近推していた天頂のジャーニー・ロットン。推していた、はおかしいな。今でも推している。顔のつくりは悪くないのだが、彫りが深いし鼻筋もびしっと通っていて、かわいいよりは精悍な面立ちをしている。肩幅は広く、胸も分厚そうだ。服装は白いスーツだが、もうこの体形で紳士服を普通に着たらかわいげないことぐらいお判りいただけることと思う。
さてトリにご登場願うのは、最初にして永遠の二次元嫁、ドラキュラ伯爵である。
彼に至っては公式絵がない。
ほんとにない。原作は小説だから。
映画は二次創作だから……(震え声)。
それはさておき、作中にて外見の描写はいくらかある。それを読んでも、その、なんだ。
とてもかわいくは、見えない……。
と、「見た目の可愛くない推し」を紹介したが、彼らは吾輩にとって「めちゃんこかわいい推し」である。
この仕組みは自分でもよくわからない。
内面がいいから、というのはなしだ。
全員、程度の差こそあれゲスいし……。
推しが増えるたびに、こうやって悩む未来が容易に想像できる。
そしてその悩みは苦痛のみならず、幸福感も与えてくれることだろう。
かわいいって言ったら、かわいい!
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