64冊目 絵描きの憂鬱
どうも、吾輩です。
今回は絵描きさん向けの内容になります。
インターネットの発達、そして「漫画家」「イラストレーター」という職業が決して遠いものではなくなってきた(※1)昨今、よし、今から絵を描こう! と誰が思い立っても不思議ではない。
現在の主流はデジタルイラストなので「これから始めるんだし」とそっちの機材をまず購入する人もいるだろう。
だが、ちょっと待ってほしい。
ペンタブ(※2)を魔法の板だと思い込んでいないか?
液タブ(※3)があれば何でも描けると思ってはいないか?
ンなわけ、ねェだろッ!!
猫を描いて「変わった椅子かな」と評されるような画力では、何使ったって一緒である。素の画力を上げることが前提だ。
前述したような機材は いったん封印して、自分の手で紙に書くことをお勧めした、。
テーマは何でもいい。お題サイト(※4)から引っ張ってきたりとか、すでにいるオリキャラとか、二次創作でもいい
。
描け。描くのだ。紙に描け。
中には「デジタルでラフから下書きからします」というイラストレーターさんもいるが、それはデジタル機材を使いこなしている。一朝一夕にその境地まで上り詰めることはできない。
まずは自分で書いたアナログ絵をスキャンして、それをペンタブでなぞることから始めよう。公開の予定がないのなら、好きな絵描きさんの絵をこっそりトレスして練習するという手もある。
それから塗りだ。デジタルの塗りはアナログとはまったくの別作業である。疲れる。
長々と話してしまったが、言いたいことはひとつだ。
道具を言い訳にするなッ!
以上だ。解散。
※1 遠いものではなくなってきた
だからって、手が届くものとは言ってない。
※2 ペンタブ
ペンタブレットの略称。液タブと比較して、板タブとも。手元の板にペンを模した専用機材で線を描くと、それが起動中のペイントソフトに反映される仕組み。昨今の板タブはたいてい「筆圧」機能が搭載されており、板部分に力を入れれば太く、触れる程度の力加減なら細く描くことができる。
マウスの曲線ツールでメリハリのない主線を描くよりよほど生産的。
絵が描ける面積や、付属ソフト、ペンの感度によって価格はピンキリ。3,000くらいのもあれば、2万くらい、あるいはそれ以上のも。
※3 液タブ
液晶タブレットの略。最近進出してきた。
手書きに1番近い感覚として多くの絵描きが魅了された……が、いかんせん価格が高い。
ちょびっと調べて見たが、6~8万円程度である。
いままで絵なんか描いたことないけどこれならいけるっしょ! という方の場合、リスクが高すぎる可能性がある。
※4 お題サイト
その名の通り、お題を配布しているサイト。
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