番外編その六十五 「二次創作のお墨付きと、尋ねられない世代」

1

 小池さん

「今回も同人関係? 作者もネタが尽きたんじゃないの?」


 秘書さん

「どうも作者が、あちらの世界のトランプ氏がFBIの家宅捜索を受けたことを、うまくネタにできないみたいですね」


2

 小池さん

「なんか二次創作界隈で、

『二次創作したいから版権元に問い合わせて許可をもらおう』

ってことが

『空気を読めない』

だの

『二次創作は表に出てはいけない』

って騒いでいるけど、そんな行動を取っちゃう今の世代もかわいそうな存在なのよね」


 秘書さん

「と、おっしゃいますと?」


3

 小池さん

「今の子って学校の宿題から告白の仕方まで、わからないことは全てネットで調べる癖がついているのよ。逆に考えれば人に尋ねない。する必要がない。ってことは、今の子は人から尋ねられたことがないのよ」


 秘書さん

「国会で野党の集中砲火を浴びている総理とは真逆というわけですか」


 小池さん

「そうよ。例えば人から道を尋ねられても、その場所を相手に教えることは、私以外の凡人にとってはものすごく労力が必要なの。それを体験したことない、労力を知らない今の子たちは、検索エンジンやSNSと同じ感覚で、個人や法人になんでもかんでも問い合わせるわけよ。サドかストーカーか野党のク○共とでもない限り、自分が嫌がることは、相手も嫌がっていることだと理解できるからね」


 秘書さん

「『人の嫌がることは徹底的にやる!』

をモットーに、道を尋ねられたらでたらめを教えてきて、野党の追及には恫喝や脅迫で受け答えしている総理がドヤ顔で言う言葉じゃないですね……」

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