番外編その六十「都知事”戦”」
1
秘書さん
「……私の名前は大丈夫ですね。異世界ではコロコロナウイルスの渦中だというのに、のんきに都知事選なんかやっていますが……もし現職の小池都知事が落選したらどうなるんでしょうね?」
小池さん
「作者も名古屋民のくせになんでネタにしているのかしらね? それはおいといて、もう一人のあたしが負けるわけないじゃない! だってあたしなのよ!!」
2
秘書さん
「お願いですからあちらの世界に行って、泡沫候補の胸ぐらを掴んで奥歯ガタガタ言わせないでくださいね! あちらの都知事への風評被害どころか選挙違反になりますから!」
小池さん
「なによ~いい加減カワイやスガワラの胸ぐら掴むのも飽きてきて、新しいおもちゃで遊べると思ったのにさ~。しかしよく二十人以上も立候補したわね。どうせ供託金が無駄になるのにさ~」
3
秘書さん
「NHKや在京ローカルテレビで政見放送ができますからね。衆参両議院に立候補するより名前と顔が売れて、『都知事選立候補者』という肩書きが手に入れば安いモノですよ」
小池さん
「そう考えると向こうはなんか平和よね。ウチの世界の都知事”戦”なんか、トーナメント方式でリアルバトルしているってのにさぁ~」
4
秘書さん
「おっと、あちらの小池都知事へ連絡しないと。くれぐれもウチの総理に助言や応援、影武者等を依頼してこないよう念を押しておかないといけませんからね」
小池さん
「ついでに連絡しといて。
『ストレス溜まったらウチの世界の都知事”戦”や総裁”戦”で暴れてもいい』
って。ああ見えて向こうのあたしはテニスやソフトをやっていたから、あたしほどじゃないけど結構いい動きするのよね」
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