番外編その五十九 「コロコロナ禍」

秘所さん

「異世界でも『コロコロナウイルス』という、子供向け漫画雑誌のような伝染病で大騒ぎみたいですね。外食産業が前年比九割減の売り上げとか、各種イベントやスポーツが軒並み中止になったり無観客で試合を行ったりしているとか……」


小池さん

「ホントよね~。世界がこれだけ大騒ぎしているのに作者ときたら他の小説投稿サイトでエ○小説執筆に夢中になってて、ここに執筆するのも五ヶ月ぶりよ~。てか、あんたの名前もなんか卑猥ひわいになっているわね?」


秘書さん

「いつの間に! それは置いといて、時期的に総理が《異世界の地球》へ行ってからコロコロナウイルスが蔓延していませんか? 宇宙人モノの映画のように、こちらの世界では取るに足らないウイルスでも、異世界人にとっては抗体も抵抗力もない未知のウイルスですからね」


小池さん

「あ~ら、なんのことかしら? オホホホホ!」 


小池さん

「てかさぁ~もしあたしが原因ならさ~、向こうの小池都知事が入れ替わりでこちらの世界へ来たんでしょ? だったら向こうの世界のウイルスが今頃こちらの世界でも猛威を振るっているわよ!」


秘書さん

「前話のウィルスもそれが原因かも……。今更ながら総理はともかく、あちらの小池都知事も私たちの世界でよく生きてこられましたね。さすがもう一人の総理、天晴れです」


小池さん

「なんなら~もう一度あたしが向こうの世界に行って、あたしの抗体でワクチン作ればいいんじゃないかしら? ワクチンのロイヤリティーであたしは儲かるし、そしてあちらの世界は救われる、これこそWIN-WINよ!」


秘書さん

「ワクチン接種によって総理の怠け癖が伝染しなければいいのですが……」

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