番外編その六十一 「管なのか管なのかはっきりしなさいよ!」

小池さん

「結局、異世界の内閣総理大臣は元官房長官のすがに決まったわね。無難というか、おもしろみがないというか……」


秘書さん

「官房長官は総理と内閣、内閣と与党内を繋ぐパイプ役ですからね。ああいう人ほど腹黒だったり裏で暗躍してたりするんですよ」


小池さん

「しかしあちらの石破もたいしたことないわね。あたしが胸ぐら掴んで奥歯ガタガタいわせたわけでもないのに、なに? あのていたらく! いっそのこと、あちらとこちらのイシバを交換してもよかったわね」

 

秘書さん

「もしかして、あちらの管氏は私たちの世界のスガ氏ではないでしょうね?」


小池さん

組閣そかくも終わったことだし、まぁしばらくは様子見ね。あちらはあちらで問題が山積みだし、お手並み拝見ってところかしら?」


秘書さん

「ご自身の机の上には書類が山積みなのは見て見ぬ振りをするんですね……」


小池さん

「そういえば、あちらの前総理の名前ってなんだっけ?」


秘書さん

「なぜか一回も総理として名前が出てきませんでしたね? ヘチマ顔とか平家の落ち武者の子孫とか、総理と結婚した創作物の主人公としては出てきましたが……」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る